今週もあっという間に週末を迎えました。
色々進展はしているけれども、なんとなく焦りを感じる今日この頃です。我が初学会発表まで1ヶ月半、それまでにどれくらい面白い結果が出せるかが勝負です。学会発表後には、論文化に向かって一気に進むはずですから、今の間にしっかり実験しておかねば・・。
そうそう、論文といえば、昨年4月にアメリカ化学会のジャーナル「J Chem Inf Model.」誌に掲載された我が初論文、「Secondary structure characterization based on amino acid composition and availability in proteins.」(Otaki JM, Tsutsumi M, Gotoh T, Yamamoto H.)の続編となる論文が先ごろ書き上がり、現在投稿中です。まだ掲載前なので詳細な内容は話せませんが、今回の論文では蛋白質二次構造の1種であるβ-sheetに焦点を当てて論じています。目下Reviewerによる審査の真っ最中で、順調にいけばもうしばらくで掲載が決まるかと思います。今年は複数の研究の論文化や、口頭での学会発表などの研究者らしいイベントが続く予定で、いよいよ本格的に歯車が回り始めた感があります。少なくとも去年の今頃よりはだいぶ将来への展望が開けてきましたね。あとは、自分自身の実力を研鑽していくのみです。
(正月に年頭の抱負を書かなかったので、ここで語ってしまいました)
さてさて、今週は研究以外でちょっと嬉しいことがありました。
YouTubeに投稿した私の動画が、とある中学校での理科教育に貢献したそうなのです。
件の動画がこちら↓
成長する積乱雲.avi
2007年6月に、琉球大学学生寮から連続撮影した写真を繋げて作った動画です。19時6分から約40分間での積乱雲の成長過程が記録されています。
こちらが動画作成に使った写真です。
最初は右側の雲が目立って発達していましたが・・、
徐々に中央付近の雲も発達し・・、
文字通り爆発的に成長して・・、
40分後には巨大な雲の壁が出来上がりました。
当時の気象レーダー観測によれば、この積乱雲は沖縄本島と宮古島の中間を南西から北東へ向かって通過しており、撮影地から約150kmも沖合にありました。琉球大学の標高は約100mなので、水平線までの距離は36kmほどです。上の写真には、水平線の遥か向こうの雲の上部が写っていることになります。恐らく、積乱雲の最上部は高度10kmをゆうに超えていたはず・・。なんか壮大な話ですねぇ。
この動画は半年ほど前にYouTubeに投稿したのですが、先日これを見た宮城県の中学校の理科教員の方から連絡を受けて、雲のでき方の学習教材として使っていただきました。
上の動画において、雲は物凄い勢いで上に成長しており、上昇気流と雲の関係を学生に伝えやすいだろうとのことでした。
実際の授業の様子は、その先生のブログK's理科実験室(http://tovu3110.blog19.fc2.com/blog-entry-204.html)にて紹介されています。
単なる趣味として作って投稿した動画が、このように有効活用されるのは製作者冥利に尽きます。ホント、世の中どんな出会いがあるか分かりませんねぇ。(そういえば、昔夜景壁紙サイトに投稿した写真が内閣府製作資料に使われたりもしたっけ・・)
ちなみに、私がYouTubeに投稿した雲の動画は他にもあります。
せっかくなので、ここでいくつか紹介しておきましょう。
24時間の空の移り変わり
題名通り、2006年12月2日の24時間の空の移り変わりを撮影した映像です。あまり綺麗な画ではありませんが、上層と下層で雲の流れる方向が違うことが分かります。
屋上風景(微速度動画)
2009年に撮影した、これまでのところ最後の連続撮影動画です。大学の屋上から撮影しています。昼間、夜、星空が楽しめる豪華3本立てなのですが、夜の映像が長いのがちょっと改良の余地ありですね。
狩勝峠から雲海展望(微速度動画)[HD]
これも一応雲動画かな・・。この動画のみ、ビデオカメラで撮影したものを早送り編集して作りました。(外の動画は全て写真を繋ぎ合わせて製作)
2007年8月31日夕立
題名の通り、30kmほど離れた場所から夕立の降る様子を撮影した動画です。
空日記
こちらが最新の投稿動画。06年から07年にかけて撮影した動画を繋げて癒し映像にしました。誰得ですって?俺得です。
アスペクト比の都合で額縁再生となっていますが、YouTubeの本サイトで再生するとちゃんとワイド画面で表示されます。
これらの動画、元々の写真自体はフルHD(1920*1080)以上のサイズで撮影しているので、いずれは全編フルHD化したいと思っています。
ちなみに、09年以降連続撮影動画を作っていないのは、カメラのACアダプターを実家に置きっぱなしで忘れているのと、なんとなく面倒だからでして、せっかく星の綺麗な北海道に住んでいるのですから、いずれは星空と自然の連続撮影に挑んでみたいと妄想しています。
色々進展はしているけれども、なんとなく焦りを感じる今日この頃です。我が初学会発表まで1ヶ月半、それまでにどれくらい面白い結果が出せるかが勝負です。学会発表後には、論文化に向かって一気に進むはずですから、今の間にしっかり実験しておかねば・・。
そうそう、論文といえば、昨年4月にアメリカ化学会のジャーナル「J Chem Inf Model.」誌に掲載された我が初論文、「Secondary structure characterization based on amino acid composition and availability in proteins.」(Otaki JM, Tsutsumi M, Gotoh T, Yamamoto H.)の続編となる論文が先ごろ書き上がり、現在投稿中です。まだ掲載前なので詳細な内容は話せませんが、今回の論文では蛋白質二次構造の1種であるβ-sheetに焦点を当てて論じています。目下Reviewerによる審査の真っ最中で、順調にいけばもうしばらくで掲載が決まるかと思います。今年は複数の研究の論文化や、口頭での学会発表などの研究者らしいイベントが続く予定で、いよいよ本格的に歯車が回り始めた感があります。少なくとも去年の今頃よりはだいぶ将来への展望が開けてきましたね。あとは、自分自身の実力を研鑽していくのみです。
(正月に年頭の抱負を書かなかったので、ここで語ってしまいました)
さてさて、今週は研究以外でちょっと嬉しいことがありました。
YouTubeに投稿した私の動画が、とある中学校での理科教育に貢献したそうなのです。
件の動画がこちら↓
成長する積乱雲.avi
2007年6月に、琉球大学学生寮から連続撮影した写真を繋げて作った動画です。19時6分から約40分間での積乱雲の成長過程が記録されています。
こちらが動画作成に使った写真です。
最初は右側の雲が目立って発達していましたが・・、
徐々に中央付近の雲も発達し・・、
文字通り爆発的に成長して・・、
40分後には巨大な雲の壁が出来上がりました。
当時の気象レーダー観測によれば、この積乱雲は沖縄本島と宮古島の中間を南西から北東へ向かって通過しており、撮影地から約150kmも沖合にありました。琉球大学の標高は約100mなので、水平線までの距離は36kmほどです。上の写真には、水平線の遥か向こうの雲の上部が写っていることになります。恐らく、積乱雲の最上部は高度10kmをゆうに超えていたはず・・。なんか壮大な話ですねぇ。
この動画は半年ほど前にYouTubeに投稿したのですが、先日これを見た宮城県の中学校の理科教員の方から連絡を受けて、雲のでき方の学習教材として使っていただきました。
上の動画において、雲は物凄い勢いで上に成長しており、上昇気流と雲の関係を学生に伝えやすいだろうとのことでした。
実際の授業の様子は、その先生のブログK's理科実験室(http://tovu3110.blog19.fc2.com/blog-entry-204.html)にて紹介されています。
単なる趣味として作って投稿した動画が、このように有効活用されるのは製作者冥利に尽きます。ホント、世の中どんな出会いがあるか分かりませんねぇ。(そういえば、昔夜景壁紙サイトに投稿した写真が内閣府製作資料に使われたりもしたっけ・・)
ちなみに、私がYouTubeに投稿した雲の動画は他にもあります。
せっかくなので、ここでいくつか紹介しておきましょう。
24時間の空の移り変わり
題名通り、2006年12月2日の24時間の空の移り変わりを撮影した映像です。あまり綺麗な画ではありませんが、上層と下層で雲の流れる方向が違うことが分かります。
屋上風景(微速度動画)
2009年に撮影した、これまでのところ最後の連続撮影動画です。大学の屋上から撮影しています。昼間、夜、星空が楽しめる豪華3本立てなのですが、夜の映像が長いのがちょっと改良の余地ありですね。
狩勝峠から雲海展望(微速度動画)[HD]
これも一応雲動画かな・・。この動画のみ、ビデオカメラで撮影したものを早送り編集して作りました。(外の動画は全て写真を繋ぎ合わせて製作)
2007年8月31日夕立
題名の通り、30kmほど離れた場所から夕立の降る様子を撮影した動画です。
空日記
こちらが最新の投稿動画。06年から07年にかけて撮影した動画を繋げて癒し映像にしました。誰得ですって?俺得です。
アスペクト比の都合で額縁再生となっていますが、YouTubeの本サイトで再生するとちゃんとワイド画面で表示されます。
これらの動画、元々の写真自体はフルHD(1920*1080)以上のサイズで撮影しているので、いずれは全編フルHD化したいと思っています。
ちなみに、09年以降連続撮影動画を作っていないのは、カメラのACアダプターを実家に置きっぱなしで忘れているのと、なんとなく面倒だからでして、せっかく星の綺麗な北海道に住んでいるのですから、いずれは星空と自然の連続撮影に挑んでみたいと妄想しています。
何だかもう憧れ過ぎて羨ましい限りです。
2年前(…えっ、もう2年!?)に見せていただいた動画を思い出しました。
こういう写真ってどうやって撮ったのか、だいぶ気になります。1号館屋上のとか…。PCに繋いでいるのでしょうか…?雨対策もしてるのですか…??
こういう、「空の表情が移り変わっていく様子を早送りしている」動画は大好物です。w
自分で作るのは、大変そうだけど楽しそうですねぇ。
余談ですが、よろしければ動画「空日記」のBGMの題名を教えていただきたいです…!m(_ _)m
いやいや、傍から見るとすこぶる順調に研究者の道を進んでいるように見えますが、中の人の実態はさほど変わっていませんです、はい。
自分でも、「大学院生って、本来もっと大人だよなあ」と思いつつ、研究生活の流れに棹さしている感じです。
まだ1年半ですよ、1年半!日々、沖縄時代が遠のいていくのが少々寂しいです。
撮影方法としては、カメラ単体でも出来ないことはないのですが、保存や充電のことを考えてノートPCに繋いで撮影しています。
Canonのカメラに付属するソフトウェアで、インターバル撮影の制御機能があるので、それでひたすら撮影しました。
1号館の屋上の一部には庇があるので、そこにカメラをセット(念のためバスタオルでカメラを巻きました)、長ーいUSBケーブルで屋内のPCに繋いでいました。カメラもパソコンも研究室の備品だったので、先生は若干苦い顔でしたけれども・・。
「空日記」のBGMは、最初ヱヴァンゲリヲン新劇場版の「Fly Me to The Moon」にしていたら、YouTube側から「著作権侵害だー!」との突っ込みを受けたので、YouTube公式の音源に差し替えました。
曲名は、「Andalusia」演奏:Miguel Moreno、アルバム:「ANW1158-Spain, Latin America 2」です。分類はWorldでした。
良い曲ですよね。