ランタオ島沙螺湾(Sha Lo Wan)でH5鳥インフルエンザに感染していた疑いがあるアヒルとガチョウの死骸が発見された件につきまして、香港政府は、1月29日と31日に発見された2羽のアヒルと1羽のガチョウは、更なる検査の結果、(1)鳥インフルエンザに感染していたこと(2)ウイルスはH5N1型であったことが確認された旨、4日公表しました。
尚、上述の3羽の死体が発見されて以後、ランタオ島周辺の検査を強化しており、新たに1日及び2日に9羽、3日に新たに9羽、4日には2羽の死体が発見され、いずれも検査が行われている旨を公表しています。
現在漁農自然護理署は、死骸が浜辺に打ち寄せられたものか否か、遺棄されたものなのか否かを含め調査中とのことです。
衛生防護センターは、死骸を発見して通報した市民6人と、死骸を処理した係員12人の合計18人が医学監察を受けており、そのうち17人には徴候はでていない、29日の死骸処理に参加した26歳の運転手1人は、1月27日に発熱と上部呼吸器の感染徴候が現れたが、死骸との接触は否定したようです。当該運転手は死骸処理以前に病状が現れたため、鳥インフルエンザに感染した可能性は相当低いが、監察及び検査のためプリンセス・マーガレット病院に入院している模様です。
死骸が深セン、珠海方面から流れてきた可能性があるとしますと、ランタオ島をはじめ新界西部はあまり近寄らない方がよいかもしれません。いつどこで何が起きるかわかりませんので、深セン在住の皆様が深センから香港へ行く際、深セン湾口岸から元朗や屯門を経由して香港市内へ入る方法は避けた方が良いかもしれませんね。深セン湾口岸を利用されるなら市内への直通バスが良いでしょう。
それと先日から香港新界にある湿地公園だったか何かの施設が一時閉鎖されたとの噂も聞きました。未確認情報ですので遊びに行かれる方は事前に連絡して確認されて下さい。