今年は例年に較べると山の紅葉は遅れてるようだ。
9月29日、栗駒山に行って紅葉の進展具合を確認して来たが、
前年とほぼ同じ日に行ったのに概ね一週間くらい遅れているように感じた(昨年はこちら)。
この日の早朝は快晴だったが、登り始めるとほどなく雲が懸かり、前半はほとんどガス中登山となった。
車を置いた須川湖から、朝6時、秣岳のモルゲンロート。
今回の登山ルート
6時15分に須川湖を出発。舗装道をテクテク歩いて須川温泉へ。
須川温泉を6時40分頃通過。
登る途中に見えた鳥海山
名残ヶ原を歩いてる時は快晴だった。山の上の方は少し赤みがかって見えた。
産沼(うぶぬま)コースに入り、山が見えるようになったら、山頂に雲がかかり出した。
産沼から先はガスに突入。よって(岩手側の)紅葉写真は無し。
朝8時20分、山頂到着。ガスで何も見えなかった(宮城側の紅葉写真も無し)。
平日で朝早いのに山頂は登山者でいっぱいだった。その多くは宮城側から登ってきたようだ。
山頂は密なので山頂標だけ写して退散。
山頂標 ネバリノギランの草紅葉
山頂からは何も見えなかったが、天狗平あたりまで来たら、少しだけ近くの紅葉が見えるようになった。
紅葉の進行具合は四分か五分くらいか。場所によってムラがある。
たぶんこの週末から来週初め頃がベストになるだろう。
山頂稜線の紅葉
山頂稜線の紅葉
ミネカエデか
サラサドウダン
展望岩頭まで来たら、時折、雲が切れて秋田側の景色が見えるようになったが、
残念、こちら側の紅葉はまだ浅かった。
秋田側の眺め。左奥から鳥海山、秣岳、竜泉ヶ原、須川湖など。
竜泉ヶ原
昭和湖
秣岳越しに鳥海山
展望岩頭(1573m)から天馬尾根の最低鞍部(1333m)までの間は樹林帯の急坂を一気に240m駆け下りる。
天馬尾根から秣岳に続く稜線を眺める。
樹木のせいで視界は一旦悪くなる。
雨の後は泥んこ道になって歩きにくい道だが、その先には素晴らしい草原が現れる。
ここは「しろがね草原」とも呼ばれる。同じような草原はこの先、秣岳の山頂まで繰り返し現れるが、
今回は草紅葉が丁度好い時期に当たったようだ。
草紅葉、特にイネ科のそれは樹木紅葉よりも少し早い。
樹木紅葉が盛りの頃には枯れ色になってしまうと最近気づいた。
しろがね草原
しろがね草原から展望岩頭を振り返る。
「後編」へ続く。
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