塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

北米市場で苦戦していたプーマ

2025-02-06 20:47:58 | 日記

 プロサッカーの世界において、プーマはアディダスと並ぶ人気銘柄であり、契約選手から多くの信頼を集めています。

 

 しかし、自動車産業と同様にプロスポーツも北米を重要視する傾向は1980年代からあり、サッカーが根付いていない米国では、バスケットボール、野球用品を開発する必要がありました。

 

 実はプーマはこの1980年代から

 

 ラルフ・サンプソン ヒューストン・ロケッツ

 アイザイア・トーマス デトロイト・ピストンズ

 セドリック・せバロス フェニックス・サンズ

 

 など、選手の数は多くないものの、NBAに参入しています。

 

 特にセドリック・せバロスに供給したバッシュ「フォーカス」は、プーマの看板機能であるディスクシステムと、衝撃吸収素材のトライノミックを採用しましたが、契約は短期で終えています。

 

 恐らく十八番のサッカースパイクでも、ここまで機能を盛り込んだ商品はなく、いかに北米市場で苦戦しているかが想像できます。

 

 1998年にはトロント・ラプターズに入団する有望株、ヴィンス・カーターとの契約に成功します。

 

 しかし彼はなんと

 

 プーマの靴は自分に合わないと、履くことを突然中止

 NBAオールスターの人気企画、「スラムダンク・コンテスト」には、AND1の靴で参戦し鮮やかに優勝

 

 という、プーマには最悪の形となりました。

 

 FIFAワールドカップだけでなく、F1の世界でも認知されているプーマは、JAYーZを副社長に迎えかつての反省点を活用しながら、現在は北米市場で健闘しています。

 

 プーマの経営判断は今後もサッカーを軸に展開するでしょうが、ある種の積み重ねが大事ということはよくわかりますね。

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自分の価値観を信じること

2025-02-06 20:32:08 | 日記

 サッカーにおける最終ラインは、指揮官によって考えが異なります。

 

 ジーパンで例えるならば

 

 バック4 ストレートカット 一番需要があり皆が着用数r形

 バック3 スリム 今でも根強い人気がある

 バック5 ベルボトム ブーツカット 1960年代、70年代ファッションには不可欠

 

 という形でしょうか。

 

 僕がジーパンに関心を抱いた1990年代前半は、雑誌の影響力が非常に強く

 

 スリムジーンズはダサい

 ケミカル・ウオッシュのなど最低最悪

 

 という記事を読んで、店頭でよいなと思ったジーパンが、スリムやブーツカットの場合、自分の価値観ではなく雑誌のご宣託を最重要視している自分がいました。

 

 実は中古でビッグジョンのペグトップに近いスリム、先染めブラックといういささかマニアックな品を見つけました。

 

 試着してみますと案外悪くなく、当時の自分がいかに自分に自信がなかったかがよくわかります。

 

 どことなくスリムジーンズ、とりわけブラックの場合

 

 ジュンスカイ・ウオーカーズやザ・ブルーハーツに代表される、当時最高峰のロックバンドのファンが着用するもの

 つまり、集団になじむのではなく、自分の価値観だけで生きている

 

 方々の愛用品、という印象も強かったのですが。

 

 指揮官が戦術を考える場合、当然手持ちの選手との相性も考える必要があります。

 

 そこには自分の考える、信じる哲学があり、解雇される可能性を覚悟しながら生きている生きざまがあるといえますね。

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時代を先取りしすぎること

2025-02-06 20:23:28 | 日記

 2000年代前半、リーバイスは通常の5ポケットジーンズの形を踏襲した、立体裁断ジーンズを発表します。

 

 リーバイスはこのデザインを「エンジニアード・ジーンズ」という形で販売し、エドウインも同様の形で提供するなど、反響は多いものでした。

 

 この立体裁断ジーンズは現在でも熱心なファンがいるものの、リーバイス・ヴィンテージクロージングに代表される、通常のラインアップには収まっていません。

 

 ただ、およそ25年前の品ですが、中古市場では実にフレンドリーな価格設定で、しかも日本製でありながら僕の小遣いでも軽く入手できます。

 

 既に一着所有していますが、異なる形でもう1着見つけたので購入しようか迷っていますが、

 

 時代を先取りしたのではなく、しすぎた

 そのため、ラインアップから消えることになる

 

 というのは、作り手からすると残念な出来事です。

 

 1998年フランス・ワールドカップ、実はこの大会では「フィラ」のスパイクを着用する選手たちがいました。

 

 その代表例が

 

 日本代表の中田英寿

 アルゼンチン代表のファン・ヴェロン

 彼らはグループリーグHの初戦で対戦する形になる

 

 というものでした。

 

 フィラがイタリア企画で自社の命運をかけた「ファッシノ」は、アッパーに鉄よりも堅い「ケブラー繊維」を用いることで、他社と差別化を図り、横には黄色の「F」が刻まれる、印象深い形でした。

 

 しかし、ケブラーは重量があるのか、連戦で疲労をため込む選手たちからすると、もっと軽量のスパイクが欲しかった、というのが本音の様子でしたね。

 

 実は1993年、プーマはアッパーにケブラーを採用しますが、短期でやめています。

 

 ケブラーは魅力的な繊維なのでしょうが、サッカーという競技の特性には合致しなかった、フィラとしては良い考えと思った事柄が、実がそうではなかった、というわけです。

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