本日開催の富士フィルムスーパーカップは、サンフレッチェ広島が勝利しました。
イングランドの場合、リーグ優勝クラブとFAカップ優勝クラブが対戦する「コミュニティ・シールド」が、開幕を告げる一戦になりますが、シーズン移行となる日本は、今回が節目となりますね。
この富士フィルムスーパーカップ、そしてコミュニティ・シールドの勝利を、年間優勝数として組み込むべきかは、意見が様々でしょう。
今日の試合でいえば、3連覇を目指すヴィッセル神戸からすると
リーグ戦で優位に立つには、現在何が不足しているのか
サンフレッチェ広島に敗れたものの、優位に立てる材料はあっただろうか
という、敗北が大きな財産になる可能性はあります。
有名なのは、ジョゼ・モウリーニョの言葉でしょう。
彼はチェルシーを去った2016ー17シーズンから、マンチェスター・ユナイテッドに就任しますが、シーズンを終えると
「今季のユナイテッドは3冠を達成しただろう」
「UEFAヨーロッパリーグとリーグカップ、そしてコミュニティ・シールドだ」
「良いシーズンだったよ」
と語ったためです。
ファンも記者も、リーグカップとUEFAヨーロッパ・リーグの優勝に関しては、モウリーニョの言う通りだと考えました。
しかし、コミュニティ・シールドの勝利を含めた3冠という言い分には、到底無理があると考えたものです。
それは彼が抱いた初年度からの危機意識だったのでしょうか、モウリーニョはジンクスである3シーズン目で、マンチェスターを去るわけですから。