映画「シャーロック・ホームズ・シャドウ・ゲームス」
前作同様にガイ・リッチーがメガホンを取ります。
終盤、ジェームズ・モリアーティとシャーロック・ホームズが、チェス盤で向かい合い、最終的にはチェス盤を放棄、お互いの脳内で駒を進めるという、とんでもない心理戦が繰り広げらます。
ロバート・ダウニージュニアが演じるホームズは、武術にも秀でており角川文庫、新潮文庫で原作を読んでいる方には、幾分の違和感があるかもしれませんがね。
このような脳内で相手の心情を考えることは、サッカーベンチも同様ではないでしょうか。
とりわけグアルディオラのような、新しい戦術を提唱し、具現化されてきた指揮官には
戦術におぼれている指揮官
機能不全を起こしてしまえば、取返しがつかない
という意見、批判が寄せられることは、彼自身も承知していると思います。
とくにユルゲン・クロップがリバプール、トーマス・トッヘルがチェルシーで陣頭指揮にあたっていた時期は、アーセナルのミケル・アルテタ、アストン・ビラのウナイ・エメリなど
とくに戦術に秀でていると同時に、選手交代や新しい策をどのように講じるのか
それに対応するこちら側の発案
は、お互いのベンチで重要な心理合戦になっていたはずです。
とくに指揮官の打つ手が、優勝を手繰り寄せるような重要な一戦ではなおさら重要視されるわけですから。
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