面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

候補者の主張に注目せよ

2021-09-10 23:29:37 | 日本人への呼びかけ
日本の政治家はとかく公約を守らない。しかし選挙前に掲げる公約を事細かに追っていけばその政治家がどのような政策を行おうとしているかはわかるのだ。公約として何を言って何を言わなかったかでその政治家の政策を判断したい。

高市早苗の保守的な主張は素晴らしい。高市早苗が皇統の男系による継承維持を主張したおかげで、岸田文雄と河野太郎も男系による皇位継承を主張せざるを得なくなった。皇室は日本の礎だ。男系による皇位継承維持していかなければ皇室が皇室でなくなってしまう。

靖国神社参拝を明言しているのも良い。日本のために死んだ戦没者を顕彰するのは当然のことだ。支那、韓国、そして米国であっても内政干渉に屈するわけにはいかない。安倍晋三は米国の干渉に屈したのだ。また岸田文雄と河野太郎は靖国神社に参拝するとは言っていない。つまり総理総裁になっても参拝することはないわけだ。

高市早苗が外国の圧力に屈さず靖国神社参拝を貫けるかはわからない。日本の政治家はとかく公約を守らないからだ。しかし総理総裁候補では高市早苗しか靖国神社参拝はあり得ない。他の候補者は参拝するつもりはない。枝野幸男も靖国神社参拝はあり得まい。

基礎的財政収支の黒字化目標を凍結してインフレ率2%まで財政出動を行うという経済政策も評価が高い。基礎的財政収支の黒字化目標は全ての癌でこの有害な枷があるから、満足に国債発行ができず、経済も停滞した。

それを凍結して、破棄が最良だが、インフラ整備や科学技術の発展に予算を費やすと表明している。それなら経済は成長するし、科学技術は発展するし、国民生活も良くなる。良いこと尽くしだ。

しかし高市早苗は消費税の税率は維持するとはっきり述べている。この点はマイナスだ。岸田文雄も消費税の税率は「上げない」と述べている。つまり減税するつもりはないのだ。河野太郎はまだ主張が少ないからよくわからないが、減税するつもりはあるまい。

消費税減税を望むなら野党に入れるしかないようだ。立憲民主党からは「どうせ参議院で否決される」と不穏な話が聞こえてくるのだが。

また高市早苗は行き過ぎた結果平等より機会平等を重視すると述べている。格差が社会問題になっているのに「行き過ぎた結果平等」とはどういうことだ。アベノミクスを継承するつもりだと明言しているから小泉純一郎、安倍晋三、竹中平蔵の新自由主義、構造改革、グローバリズムを継承するつもり満々と思えてしまう。総理総裁になっても竹中平蔵一派を政府から一掃しないのではないか。

その点岸田文雄は小泉純一郎からの新自由主義を改めると明言している。これは評価が高い。岸田文雄は財政出動も明言している。しかし財政再建も行うとも述べている。どこまで歳出を増やすかはわからない。

河野太郎はこれからだが、何も述べなければ第一次安倍晋三内閣の安倍晋三と同じでフリーハンドを望み、何もできずに終わるだろう。少なくとも支持はできない。

高市早苗は敵基地攻撃能力保有とスパイ防止法の制定まで主張している。できるかどうかはわからないが、どちらも日本に必要なものだ。軍事費のGDP1%枠の壁も壊すつもりのようだ。

これなら文句なく高市早苗を支持したいのだが、グローバリズム路線を継承するのではないかという懸念が消えないのだ。グローバリズム路線とは文字通り日本を外資、外国に売る売国路線だった。それを改めねば先はない。岸田文雄は小泉純一郎からの新自由主義・構造改革路線を改めると明言しているのだ。岸田文雄の方が良いかもしれない。

まだこれだけでは見極めることはできない。だが高市早苗の保守的な主張は保守層の支持を得るための撒き餌で、実際にはグローバリズム売国路線が本命ではないかという声を聞くのだ。小泉純一郎と安倍晋三はそうだった。高市早苗にまで騙されたら救いがたい愚か者だろう。もちろん高市早苗は小泉純一郎と安倍晋三とは別人格なのだが。

高市早苗が保守派の愛国者なのか、それを装った売国奴なのか見極めたい。

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