面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

水道民営化に反対する

2019-01-26 22:47:30 | 政治
去年の臨時国会で強行採決された水道民営化法案。安倍晋三が売国グローバリストの本性を顕したとんでもない悪法だ。

水を使わないで生きていける人はいない。水道事業に競争は働かない。たとえばA社とB社が同じ地域でどちらの水を買いますか?なんてやることはナンセンス極まりない。水は國か自治体が責任を持って国民に提供しなくてはならない。

そもそも外国の水道民営化は失敗だらけなのだ。競争が働かない水道事業で儲けを出すには経費削減か料金引き上げしかない。経費削減は水道管や水質に問題を起こすし、料金引き上げは言わずもがな。民営化で料金が一気に3倍に引き上げられた例もあったという。

その周回遅れの水道民営化を強行採決でろくな議論もなく強行しようというのが安倍晋三なのだ。安倍晋三信者は「首相に相応しい人物は安倍さん以外いない」と強弁するが、これなら「安倍晋三以外なら誰でも良い」の間違いだろう。竹中平蔵を「民間議員」として重用しているだけで政治にあまり関心がない人もわかろうに。

水道管が老朽化しているから民の力で水道管を更新すると水道民営化論者は言うが、公営の水道でもやることは変わらない。建設会社に発注して老朽化した水道管を更新するだけだ。民営化されればインフラ更新が効率化されたり安く済むわけではない。

幸いなことに自治体の首長はまだ良心があるようで、安倍晋三と竹中平蔵の笛に踊らされない。静岡県浜松市市長と宮城県知事は松下政経塾出身の新自由主義者なので、浜松市と宮城県内の自治体は危ういが。

国鉄民営化ももう一度考え直してみたい。本当に良かったのかどうか。JR北海道は独立採算でやらされ赤字続き、故障は頻発、何とか不採算路線の維持に努力してきたがそれも限界だ。

バスもそうだが、交通機関は都会の黒字で田舎の赤字を補う仕組みになっている。それを田舎だけ独立させたら赤字でどうにもならなくなるのは目に見えていた。

国鉄民営化するにしても分割すべきだったか。分割しないなら見えていたが本当に必要だったのか。成功と言われる国鉄分割民営化をもう一度問い直す必要はないか。

郵政民営化の際小泉純一郎が繰り返したフレーズが「民でできることは民で」だが、「官が責任を持つべきは官で」とも言えるのではないか。自由主義の権化のような米国も郵便事業は国営なのだから。

一応水道民営化は國が自治体に強要することはできない。市町村合併のように地方交付税交付金を減らして追い込む可能性もあるが。首長に良識ある人物を選べば良い。与野党相乗り候補対共産党候補というように地方選挙はあまり機能していないが。

国民に水道民営化の無意味さと危険性を周知し、水道民営化を実質できなくしたい。政権交代が起これば水道民営化法を廃止させたい。

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