愛国心などと同じでナショナリズムも朝日新聞などの左翼は「偏狭なナショナリズム」などと決めつけてナショナリズムそのものを悪いもの、穢いものと決めつけるがそうではない。ナショナリズムは必要なものなのだ。
まず歴史を振り返りたい。大航海時代欧米の海洋国家はアフリカを植民地にし、黒人を奴隷にした。その際黒人のA部族が敵対するB部族を奴隷として欧米の奴隷商人に売り払ったのだ。C部族やD部族・・・が黒人の裏切者としてA部族を糾弾することもない。
ナショナリズムがなく同胞意識がないからだ。部族が違えばタダの敵なのである。だから欧米の奴隷商人に敵対する部族の黒人を奴隷として売り払っても良心が痛むことはないし、他の部族から咎められることもないのだ。
こうしたことが繰り返され黒人は何千万人と奴隷として、売り払われ、分断支配されたことでアフリカはほぼ全て欧米の植民地になってしまった。
インドもA藩国、B藩国・・・に別れているから分断され大英帝国に支配されてしまった。ナショナリズムの欠如により団結できなかったのだ。
日本も植民地にこそされなかったが偉そうなことは言えない。キリスト教の宣教師や欧米の商人が日本に来てから、日本側は鉄砲、火薬の原料である硝石を輸入して、その代金に人間を輸出していたらしいのだ。
戦国時代が豊臣秀吉の天下統一によって終結するまでに海外に売られた日本人は50万人とされる。1年で50万人が売られたわけではないが凄まじい数字ではないか。戦国時代に倫理など問うても仕方ないかもしれないが、同じ日本人を売るのは赦しがたい。
豊臣秀吉は歴史学者の多くが親朝鮮半島だから、唐入りをしたことによりあまり好意的に書かれないが、日本人の人身売買を禁じた功績は限りなく大きい。教科書に特筆大書すべきである。
これはナショナリズムの萌芽による同胞意識から同じ日本人が奴隷として売られるなど赦しがたいことだとの認識が当時の日本人にあったからだろう。ナショナリズムは同胞を守るのだ。北朝鮮による日本人拉致に国民があれほど怒りの声をあげたのもナショナリズムに基づく同胞意識だ。それを朝日新聞などの反日左翼は否定するのだが。
もちろんナショナリズムには負の側面もある。イスラエルを見るとわかる。イスラエルの理念は「ユダヤ人1人の命は異民族(異教徒)100人に勝る」というものだ。国家としては決して間違いではない。見習うべきだとさえ思う。しかしあからさまに100人集まってもユダヤ人1人に及ばないとされれば他の民族(異教徒)は面白くあるまい。憎まれるのも仕方ない。ナショナリズムの負の側面といえよう。
ナショナリズム意識がモンゴル民族をひとつにしてチンギス・ハンという英雄に率いられた結果ユーラシア大陸の過半を征服するに至った。侵略される方は堪らないが、ナショナリズムが偉大な大帝国を生んだわけだ。
またナショナリズムが強ければ同じ国民に対して経済的な支援をする気にもなる。一億総中流を実現したのはシャウプ勧告ではあるのだが、同じ日本人という意識が金持ちに高い税金を掛けて貧困層に再分配する意識を生んだのではないか。
しかし近年はナショナリズムが弱まっている。貧困層に対して「自己責任」だと切り捨てる風潮が強い。とくに若年層はそうだ。なぜこうなってしまったのか。
本日は三島由紀夫が自決してちょうど50年になる。大東亜戦争の敗戦以来日本人の民族的なもの、文化的なものが弱まってきたが、経済的なものまで弱まってきている。図らずも三島由紀夫の予言通りなのだ。
「このまま行ったら日本はなくなって、その代わりに、無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、或る経済大国が極東の一角に残るであろう」、そして「日本人は豚になる」
まず歴史を振り返りたい。大航海時代欧米の海洋国家はアフリカを植民地にし、黒人を奴隷にした。その際黒人のA部族が敵対するB部族を奴隷として欧米の奴隷商人に売り払ったのだ。C部族やD部族・・・が黒人の裏切者としてA部族を糾弾することもない。
ナショナリズムがなく同胞意識がないからだ。部族が違えばタダの敵なのである。だから欧米の奴隷商人に敵対する部族の黒人を奴隷として売り払っても良心が痛むことはないし、他の部族から咎められることもないのだ。
こうしたことが繰り返され黒人は何千万人と奴隷として、売り払われ、分断支配されたことでアフリカはほぼ全て欧米の植民地になってしまった。
インドもA藩国、B藩国・・・に別れているから分断され大英帝国に支配されてしまった。ナショナリズムの欠如により団結できなかったのだ。
日本も植民地にこそされなかったが偉そうなことは言えない。キリスト教の宣教師や欧米の商人が日本に来てから、日本側は鉄砲、火薬の原料である硝石を輸入して、その代金に人間を輸出していたらしいのだ。
戦国時代が豊臣秀吉の天下統一によって終結するまでに海外に売られた日本人は50万人とされる。1年で50万人が売られたわけではないが凄まじい数字ではないか。戦国時代に倫理など問うても仕方ないかもしれないが、同じ日本人を売るのは赦しがたい。
豊臣秀吉は歴史学者の多くが親朝鮮半島だから、唐入りをしたことによりあまり好意的に書かれないが、日本人の人身売買を禁じた功績は限りなく大きい。教科書に特筆大書すべきである。
これはナショナリズムの萌芽による同胞意識から同じ日本人が奴隷として売られるなど赦しがたいことだとの認識が当時の日本人にあったからだろう。ナショナリズムは同胞を守るのだ。北朝鮮による日本人拉致に国民があれほど怒りの声をあげたのもナショナリズムに基づく同胞意識だ。それを朝日新聞などの反日左翼は否定するのだが。
もちろんナショナリズムには負の側面もある。イスラエルを見るとわかる。イスラエルの理念は「ユダヤ人1人の命は異民族(異教徒)100人に勝る」というものだ。国家としては決して間違いではない。見習うべきだとさえ思う。しかしあからさまに100人集まってもユダヤ人1人に及ばないとされれば他の民族(異教徒)は面白くあるまい。憎まれるのも仕方ない。ナショナリズムの負の側面といえよう。
ナショナリズム意識がモンゴル民族をひとつにしてチンギス・ハンという英雄に率いられた結果ユーラシア大陸の過半を征服するに至った。侵略される方は堪らないが、ナショナリズムが偉大な大帝国を生んだわけだ。
またナショナリズムが強ければ同じ国民に対して経済的な支援をする気にもなる。一億総中流を実現したのはシャウプ勧告ではあるのだが、同じ日本人という意識が金持ちに高い税金を掛けて貧困層に再分配する意識を生んだのではないか。
しかし近年はナショナリズムが弱まっている。貧困層に対して「自己責任」だと切り捨てる風潮が強い。とくに若年層はそうだ。なぜこうなってしまったのか。
本日は三島由紀夫が自決してちょうど50年になる。大東亜戦争の敗戦以来日本人の民族的なもの、文化的なものが弱まってきたが、経済的なものまで弱まってきている。図らずも三島由紀夫の予言通りなのだ。
「このまま行ったら日本はなくなって、その代わりに、無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、或る経済大国が極東の一角に残るであろう」、そして「日本人は豚になる」
全く同感です。
真のナショナリズムは、真に困ってる人を救うんですよね。
この
三島由紀夫「果たし得てゐない約束――私の中の二十五年
の言葉、ずっと以前に読み、まったくその通りの国になっている、と実感しました
最近になって私もブログ記事したいと思いながら、何で読んだかが思い出せず、検索をしたりして探していたんですがうまく見つけられませんでした
今回記事にして頂き、ようやく見つけることができました
ありがとうございました
ナショナリズムは安全保障にも弱者を救うためにも欠かせないものです。ただ「薬」的な面がありますから使い方によっては「毒」にもなるのですが。しかし朝日新聞などの反日左翼はその毒にもなる面を殊更に取り上げて「偏狭なナショナリズム」などと悪いものと決めつけるのです。
現在の日本は三島由紀夫の予言通りになっていますね。それどころか経済的にも没落している始末です。日本は歴史ある國なのですから昔からの伝統、文化を大事にしたいですね。経済的な没落も同じくらい問題ですが。