面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

無意味、無価値の内閣改造

2019-09-11 23:57:37 | 政治
内閣名簿は写真なしの文字のみの引用だと分かりにくいが、写真はうまく転載できないので文字のみ引用する。

~~引用ここから~~
第4次安倍第2次改造内閣 閣僚名簿発 表認証式経て正式発足へ 2019年9月11日 13時37分(NHK)

(略)

▼副総理兼財務大臣に麻生太郎氏が留任。麻生氏は金融担当大臣を兼務します。
▼総務大臣に高市早苗氏。高市氏は第2次、第3次の安倍内閣でも、およそ3年間、総務大臣を務めました。
▼法務大臣に河井克行氏。
▼外務大臣に茂木敏充氏。経済再生担当大臣からポストが変わります。
▼文部科学大臣に萩生田光一氏。
▼厚生労働大臣に加藤勝信氏。加藤氏は第3次、第4次の安倍内閣でも1年余り、厚生労働大臣を務めました。働き方改革担当大臣を兼務します。
▼農林水産大臣に江藤拓氏。
▼経済産業大臣に菅原一秀氏。菅原氏はロシア経済分野協力担当大臣を兼務します。
▼国土交通大臣に公明党の赤羽一嘉氏。
▼環境大臣に小泉進次郎氏。
▼防衛大臣に河野太郎氏。外務大臣からポストが変わります。
▼官房長官に菅義偉氏が留任。沖縄基地負担軽減担当大臣と拉致問題担当大臣を兼務します。
▼復興大臣に田中和徳氏。
▼国家公安委員長に武田良太氏。武田氏は行政改革担当大臣と防災担当大臣を兼務します。
▼一億総活躍担当大臣に衛藤晟一氏。衛藤氏は沖縄・北方担当大臣を兼務します。
▼IT担当大臣に竹本直一氏。竹本氏は、科学技術担当大臣を兼務します。
▼経済再生担当大臣に西村康稔氏。西村氏は全世代型社会保障改革担当大臣を兼務します。
▼地方創生担当大臣に北村誠吾氏。
▼オリンピック・パラリンピック担当大臣に橋本聖子氏。橋本氏は女性活躍担当大臣を兼務します。

さらに▼衆議院の官房副長官に西村明宏氏、▼参議院の官房副長官に岡田直樹氏が新たに起用されるほか、▼事務の官房副長官の杉田和博氏は留任します。また▼内閣法制局長官に近藤正春氏が新たに起用されます。

(略)
~~引用ここまで~~


第四次安倍再改造内閣が発足した。

しかし無意味、無価値の内閣改造と言わざるを得まい。官房長官、財務相、自民党幹事長の中枢は変わらない。

何より安倍晋三の消費税増税、緊縮財政、グローバリズム、全方位土下座路線は変わらないからだ。

首相官邸の権力が極大化した現代日本政治において閣僚の果たす役割は大きくない。はっきり言えば閣僚など誰でも良いのである。

官僚の補佐があれば誰でも務まるし、政権中枢の要員として政治を動かすでもない。

首相、官房長官、財務相それにレントシーカーの「民間議員」で政治を動かしてしまうのだ。

それに閣僚が自分の職域のそれを自分の権限と責任で変えたいと考えてもそれも叶わない。

例えば文部科学相が小学校からの英語教育を止めさせたい、大学入試での民間試験の利用を止めさせたいと考えてもそれは叶わない。

首相官邸の有識者会議「教育再生実行会議」(教育再生会議の復活)で決まったことには文部科学相といえど逆らえない。一応文部科学相も教育再生会議の構成員ではあるが。

もっとも萩生田新文部科学相がそのような思想の持ち主と聞いたことはないので、改まることはないだろう。

まして外相は首相のパシりでしかない。忘れもしない平成27年の日韓慰安婦合意で慰安婦に対して強制連行を認めて謝罪したのだ。その実行者が岸田外相であったが、命じたのが安倍晋三であることは疑いない。

軍艦島(明治産業革命の遺産)の世界遺産登録の際も安倍晋三は朝鮮人を「強制労働」したと冤罪を認めて世界遺産登録を急がせた。また取り返しのつかない失政だ。

安倍晋三に首相は無理なのだ。荷が勝ちすぎるのである。首相という重職を担うには安倍晋三は無能すぎるのだ。事実、外交、経済、安全保障で何の実績も挙げていない。

6年間の首相在任中の経済成長率は1%程度。消費税を増税し国民を痛めつけ、法人税を減税し、大企業、強者に媚びただけであった。

TPP、水道民営化、種子法廃止。全てレントシーカーのためのもので国民の利益になるものはひとつもない。

ロシアにプーチンに媚びて、下手に出て、挙げ句土下座したが、猫の額程度の土地すらも還ってこない。27回も行った首脳会談はまるで無駄であった。経済協力の金を取られただけだ。実際に3000億円を渡したのかはよくわからないのだが。

拉致問題も進展なしだ。安倍晋三が首相に返り咲いてもう7年になるというのに。拉致の安倍はどこにいった。事態を動かすには日朝平壌宣言を破棄するしかないのだが、利権でもあるのか頑なに守ろうとしている。拉致被害者家族会はそろそろ見限るべきではあるまいか。

どうにもいつも同じような記事になってしまうが、安倍晋三政治が諸悪の根源だから仕方ない。もっとも国民の認識が変わらなければ安倍晋三を降ろしても、政権交代しても民主党政権の二の舞だが。

最後に小泉進次郎が環境相として初入閣したが、客寄せパンダ以上の意味はない。環境相では実績を挙げようがないし、閣僚など誰でも良いからだ。

稲田朋美が防衛相在任中に見せた醜態を曝さなければ上々だろう。それだけで閣僚をつとめて実績になる。

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