「上級国民」という言葉が流行している。国民は法の下に平等のはずなのにあからさまに優遇されている連中がいるのだ。大体は官僚だが、マスコミに報道されない例では財界人や知識人がいるのではないか。そしてマスコミ人自身も守られるわけだ。
黒川弘務東京高検検事長は産経新聞記者2人と朝日新聞社員1人と賭け麻雀をしていたことを週刊文春にすっぱ抜かれて辞任に追い込まれた。少なくとも数年はしていたようだ。しかし賭け麻雀という賭博、刑法上の犯罪を冒していたにも関わらず懲戒処分は訓告に過ぎなかった。訓告は懲戒処分ですらないのである。そして退職金は満額支払われる。すぐにかはわからないが、弁護士登録して企業の顧問弁護士やら監査役やら社外取締役を歴任して何億円も受け取るのだろう。これも黒川弘務が上級国民だからに他ならない。
黒川弘務と賭け麻雀をしていた産経新聞記者2人と朝日新聞社員1人の実名が報道されないことも上級国民だからだ。これはマスコミ特権、マスコミの腐敗と言うべきかもしれないが。朝日新聞は実名報道を基調としているが、自社の社員は守るわけだ。あまりにも汚い。もちろん産経新聞にも罪がある。
あと2人例を挙げたい。
飯塚幸三だ。東大出身の元通商産業省(経済産業省の旧称)の官僚で池袋で交通事故を引き起こしたことで日本で名を知らぬものがいなくなった。二人も轢き殺しているのに逮捕されず、起訴も在宅起訴に過ぎない。裁判はまだ始まってもいない。裁判を引き延ばすだけ引き延ばした挙げ句「高齢」を理由に刑務所への収監は免れるに違いない。これも飯塚幸三が上級国民だからに他ならない。
次は東大出身の農林水産省の元事務次官熊沢英明だ。熊沢英明は事務次官時代にBSE問題で引責辞任に追い込まれるのだが、その後チェコ大使として復権する。これは官僚のよくやる手口で、経歴に傷のついた官僚を途上国の大使に取り立ててやり、復権させるのだ。大使職は天皇陛下の認証官で、形式上は次官より上なのだ。その大使職は官僚のためにあるわけではない。日本の国益のために任命され当該國に派遣されるのである。
政府の広報活動を強化せよ - 面白く、そして下らない
大使館を増やしても官僚の面目のためにそれを遣うなら意味はない。有害無益である。外務省は国益より東大卒の事務次官の面目が大事なのか。
そして知っての通り熊沢英明は引きこもりの息子を殺害する。息子から暴力を振るわれていたなど酌量の余地はあるようだが、殺人は殺人だ。息子が中学校で「いじめ」を受けている時に親身になってやるべきではなかったか。熊沢英明の妹は「兄は武士ですよ」などと擁護するが意味がわからない。武士なら腹を切って死ぬべきだろう。
地裁で懲役8年の実刑判決を受けるが、結局控訴した。控訴は被告人の権利だが、息子を殺害した罪を償うことより懲役期間を減らすことを望んだのだ。熊沢英明は保釈されており、罪が確定しても「高齢」を理由に収監されないのではないか。やはり熊沢英明も上級国民だからだ。
「上級国民」に対する特別扱いを許してはならない。それは不公平だし、國が腐敗し、滅びに繋がるからだ。
「過失ありて罰せられず、功績なく賞を受くれば、国が滅びる」……… 韓非子
地政学の掟 - 面白く、そして下らない
黒川弘務東京高検検事長は産経新聞記者2人と朝日新聞社員1人と賭け麻雀をしていたことを週刊文春にすっぱ抜かれて辞任に追い込まれた。少なくとも数年はしていたようだ。しかし賭け麻雀という賭博、刑法上の犯罪を冒していたにも関わらず懲戒処分は訓告に過ぎなかった。訓告は懲戒処分ですらないのである。そして退職金は満額支払われる。すぐにかはわからないが、弁護士登録して企業の顧問弁護士やら監査役やら社外取締役を歴任して何億円も受け取るのだろう。これも黒川弘務が上級国民だからに他ならない。
黒川弘務と賭け麻雀をしていた産経新聞記者2人と朝日新聞社員1人の実名が報道されないことも上級国民だからだ。これはマスコミ特権、マスコミの腐敗と言うべきかもしれないが。朝日新聞は実名報道を基調としているが、自社の社員は守るわけだ。あまりにも汚い。もちろん産経新聞にも罪がある。
あと2人例を挙げたい。
飯塚幸三だ。東大出身の元通商産業省(経済産業省の旧称)の官僚で池袋で交通事故を引き起こしたことで日本で名を知らぬものがいなくなった。二人も轢き殺しているのに逮捕されず、起訴も在宅起訴に過ぎない。裁判はまだ始まってもいない。裁判を引き延ばすだけ引き延ばした挙げ句「高齢」を理由に刑務所への収監は免れるに違いない。これも飯塚幸三が上級国民だからに他ならない。
次は東大出身の農林水産省の元事務次官熊沢英明だ。熊沢英明は事務次官時代にBSE問題で引責辞任に追い込まれるのだが、その後チェコ大使として復権する。これは官僚のよくやる手口で、経歴に傷のついた官僚を途上国の大使に取り立ててやり、復権させるのだ。大使職は天皇陛下の認証官で、形式上は次官より上なのだ。その大使職は官僚のためにあるわけではない。日本の国益のために任命され当該國に派遣されるのである。
政府の広報活動を強化せよ - 面白く、そして下らない
大使館を増やしても官僚の面目のためにそれを遣うなら意味はない。有害無益である。外務省は国益より東大卒の事務次官の面目が大事なのか。
そして知っての通り熊沢英明は引きこもりの息子を殺害する。息子から暴力を振るわれていたなど酌量の余地はあるようだが、殺人は殺人だ。息子が中学校で「いじめ」を受けている時に親身になってやるべきではなかったか。熊沢英明の妹は「兄は武士ですよ」などと擁護するが意味がわからない。武士なら腹を切って死ぬべきだろう。
地裁で懲役8年の実刑判決を受けるが、結局控訴した。控訴は被告人の権利だが、息子を殺害した罪を償うことより懲役期間を減らすことを望んだのだ。熊沢英明は保釈されており、罪が確定しても「高齢」を理由に収監されないのではないか。やはり熊沢英明も上級国民だからだ。
「上級国民」に対する特別扱いを許してはならない。それは不公平だし、國が腐敗し、滅びに繋がるからだ。
「過失ありて罰せられず、功績なく賞を受くれば、国が滅びる」……… 韓非子
地政学の掟 - 面白く、そして下らない
全く同感です。バブル末期の頃だか、”高級”という言葉が流行りました。握り寿司にも未だに”上握り”ってありますね(笑)。
他人を上下の尺度のみでランク付けする事に何の意味があるんでしょうかね。
社会的に地位の高い人間こそ自らを律することを要求されるべきだと思いますね。でも「上級国民」は法の下に平等ではなく特別扱いだから腹が立ちますね。