面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

原発処理水は海洋放出するしかない

2020-10-18 19:13:09 | 政治
~~引用ここから~~

原発処理水、海洋放出へ 政府、福島第1の廃炉優先―風評対策、検討加速:時事ドットコム

政府が東京電力福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含んだ処理水について、薄めて海に放出する方針を固めたことが16日、分かった。今月中に...

時事ドットコム

 


 政府が東京電力福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含んだ処理水について、薄めて海に放出する方針を固めたことが16日、分かった。今月中にも決定し、廃炉作業を加速するため2022年秋ごろからの放出を目指す。政府は安全性に問題はないと説明するが、風評被害を懸念する漁業者らは強く反対しており、対策の検討を急ぐ。

 福島第1原発では、原子炉建屋に地下水や雨水が流れ込み、高濃度の放射性物質に汚染された水が大量に発生。東電はトリチウム以外の大半の放射性物質を取り除いて処理水としてタンクに入れて保管している。東電によると、タンクは22年秋ごろに満杯になり、このまま増え続ければ廃炉作業に支障が出かねない。

 処分方法について、政府は有識者会議の報告書などを受け、「海洋放出」を軸に検討してきた。海洋放出には設備などの準備に2年程度かかるとされ、決断のために残された時間は限られる。梶山弘志経済産業相は16日の記者会見で「廃炉を遅延させないため早期に決定する必要がある」と強調。政府は今月下旬に「廃炉・汚染水対策関係閣僚等会議」(議長・加藤勝信官房長官)を開き、方針を決定する方向で調整している。

 海洋放出する場合、タンク内の処理水について再度放射性物質を除去し、トリチウム以外の放射性物質の濃度を海に流してもよい数値まで下げる。その上でトリチウムの濃度も下げるため海水で薄め、数十年かけて少しずつ放出する計画だ。
~~引用ここまで~~


福島第一原発の処理水は海洋放出するしかないのだ。タンクにいつまでも溜めて置けるものではないからだ。

放射性物質を含んだ「汚染水」を放射性物質を取り除いた「処理水」としているから国際社会が定める基準以下の汚染に収まっている。しかし「風評被害」だけはいかんともしがたい。

全漁連とくに福島県の漁業者が反対するのは当然なのだ。福島県近海の水産物あるいは日本産の水産物が風評被害で売れなくなれば死活問題だ。反対するしかない。

しかしそれでも処理水は海洋放出するしかないのだ。他に方法がないからである。

おそらく100万回説明会を行っても全漁連とくに福島県の漁業者を説得することは不可能だ。彼らは反対を続けるし、裁判所に訴えるかもしれない。それでも説明と説得を繰り返すしかない。それが誠意というものだ。

そして最終的には押し切って処理水の海洋放出をするしかない。それが政治というものなのだ。

しかし安倍晋三はこういった「手を汚す」系の決断を絶対にしない。後任の菅義偉に丸投げだ。中曽根康弘が消費税導入を竹下登に丸投げしたように。安倍晋三は消費税増税をしているが。菅義偉内閣は本当に短命に終わるかもしれない。それは望むところなのだが。

また韓国が福島第一原発の「処理水」を「汚染水」と呼んで海洋放出に執拗に反対している。韓国は反日だからである。韓国が自国の原発に使った「汚染水」の濃度は日本より高濃度だ。それを海洋放出して平然としている。政府はその辺りのことを絡めて反論して欲しいものだ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 米国は経済の建て直し方を知... | トップ | 菅義偉の支持率下落は日本学... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

政治」カテゴリの最新記事