面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

韓国日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)失効回避

2019-11-22 22:55:03 | 北朝鮮・韓国
日韓軍事情報包括保護協定、GSOMIAは韓国政府の破棄通達によって令和元年11月23日午前0時に失効する予定だったのだが、土壇場になって韓国政府がGSOMIA失効回避の通達をしてきた。

日本もそれを受け入れ、GSOMIAは失効直前で回避された。

韓国が土壇場でGSOMIA失効回避を通達してきたことから、また安倍晋三が韓国に売国的譲歩したのではないかと気が気ではなかったが、現在入っている情報から判断すると日本は全く譲歩しなかったようだ。

それどころか韓国が日本の輸出管理強化をWTOに提訴した訴訟も停止するという。

ホワイト國除外、輸出管理強化で何も譲歩せずにGSOMIA延長を勝ち取ったようだ。勝ち取ったとはいうものの韓国はもう信用できないので、韓国からもたらされる情報を信用できないのだが。

GSOMIAが失効したら失効したで韓国は米国から制裁されただろうから、それを見てみたかった気もするが。

また経済産業省局長級協議と安倍晋三と文在寅による日韓首脳会談を行うことが決まったようだ。これが譲歩といえば譲歩かもしれないが、首脳会談に応じるだけならば売国的譲歩にはならない。首脳会談でどう交渉するか心配といえば心配だが。

経済産業省局長級協議は東京とソウルでかわりばんこにでも協議すれば良いが、日韓首脳会談は東京で行わなければならない。第三国での首脳会談も好ましくない。文在寅を東京に「来させる」。それが必要だ。外交の基本

ホワイト國除外と戦略物資3品目の輸出管理強化は韓国最高裁が朝鮮人戦時労働者に日韓基本条約を破る賠償判決を出したからだ。それと韓国が生物・化学兵器に転用可能な戦略物資を北朝鮮や中東の独裁国家に輸出していたから輸出管理強化をせざるを得なくなった。

政府は韓国に再三に渡り日韓基本条約に基づいた協議を申し入れたのだが、韓国は全て拒絶した。保守派を抑え込んでまで結んだ売国的合意日韓慰安婦合意まで一方的に破棄されて安倍晋三の堪忍袋の緒が切れたということだ。

それを踏まえれば今回のGSOMIA失効回避は安倍晋三の外交成果といえるが、失政の取り繕いでしかないともいえる。

外交とは右手で握手して左手で殴り合うことだ。あるいは銃を撃たない戦争なのである。「融和」は悪いことではないが、目的にしてはいけない。目的はあくまでも国益の追求だ。

だから簡単に譲歩してはいけないし、譲歩すれば相手が喜ぶはずだなどと甘い考えをしてもいけない。日本は韓国に譲歩に譲歩を繰り返してきたが、韓国はそれに感謝するどころかそれを当たり前と考えるようになりどんどん増長していった。

その破局が今回訪れただけである。米国が度重なる圧力を掛けなければGSOMIAは失効していただろう。

情報の軽視が日本の民族的弱点だと言われている。外交も積み重ねの歴史に学んでそれを活かさないことには同じ失敗を何度でも繰り返す。外務省には積み重ねの歴史はなさそうだ。すぐ貴重な資料を廃棄してしまうのが日本という國だから。

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