ベトナムハノイでベトナム映画を見る・・・2(夏至)
まあこの邦題は「直訳なので違和感はない」
一言でいえば「地味だなー」って感じか? でも実は私が一番好きな「ベトナム映画」かもしれない
理由はわからない。おそらく現実のベトナムに限りなく近いからではないかと思う。
自分はベトナムに来初めて20年以上、在住11年目。前職(IT、CAD/CAM企業)前々職(自動車金型メーカ)でも
年間100日以上の海外出張をしていた。ヨーロッパ、北米、アジアが多かった。もちろんベトナムも。
(パリ、1泊3日などということも2回やっている。幸いにもたくさんの国をみてその国民と接する機会があった)
それぞれ良いところはたくさんあったが、最終的に選んだ土地がベトナムであった。
そんなベトナムの「普通が普通に描かれている」そしてそれはどちらかと言うと「ベトナム女性」
に焦点を当てて。そこが理由かもしれない。
うちの社員も70%が女性である。自分は「ベトナム人女性の逞しさ」に惹かれている。
未だ答えは出ないが、ベトナム人女性の逞しさ、したたかさ、そして美しさが私を現在の立場に
置いた原因かもしれない。(ベトナム人女性は強く、厳しく、優しく、そして美しいと思う)
★相変わらず基本情報は他に譲るとして*この作品は監督が「Tran An Hung」あの有名な監督である。(ノルウェイの森の監督)ベトナム語読みはチャンアンフンである。ベトナム人だがフランスで育った(フランス語、英語もしゃべる)
*彼、はこの映画のLien(リエン)役の女優が好きで、確か結婚したと思う。彼の有名な映画には必ず彼女が主役級で
出演している。(シクロ、青いパパイヤの香り、など)
*映画の舞台は恐らく20年以上前のハノイとその近郊(有名なハロン湾も出てくる)である。
*なんのことはない、ある家族の「無くなっている父母の法事に絡めた3姉妹の心情」を描いている
*ありがちな「日々の出来事」を淡々と、ベトナムの風景とともに地味に描いている。
*特別何も残らない映画だが、それがまた良い(勝手な見解だが)
*一見アンマッチな音楽も妙にマッチしている。
私はこの種のDVDをほとんどが中国・大連の「ショッピング街の地下の怪しいDVD屋で購入している」
あの頃(20年以上前)ベトナム映画のDVDなど日本では手に入らなかった。ましてやこのような
地味な映画は、しかしこの中国の店は「私が望むDVDはほとんど揃った」優秀な店だった。
今はあるのかどうか? そこでベトナム映画を買いあさり、今所持している。しかし多くは字幕が
英語が多く日本語は皆無なことである。それだけ聞く練習にはなったのかもしれないが?
(全然上達していまいが?)
「夏至」地味だが私にとっては「良い映画である」
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