
http://www.higasa.com/blog/endik/end07.html
桂枝(シナモン)はエキスにする過程で匂いや有効成分が飛んでしまう。
そこで5%ほど桂皮末を加えてやると効きがよくなる。
安中散中の牡蠣(カキの貝殻)は水に溶けない。
麻杏甘石湯中の石膏も水に溶けない。
だから焼き牡蠣末や焼き石膏末をエキスに加えてやると
よく効くようになる。
◎抽出保持されにくい成分は、散剤で補う。
構成している生薬をよく知ることでさらなる工夫もできる。
麻黄と石膏の組み合わせは利水と抗炎症作用が強い。
麻黄と石膏を増やしたい時は麻杏甘石湯を合包するなど
構成生薬を考えた処方をしていく。
これまでしても難病にはエキスは効かない。
期待に応えるためには自分で薬を作るしかない
と思って自作の丸剤で治療をしている。