時 人を待たず、光陰 惜しむべし
古より有道の人、国城 男女 七宝 百物を 惜しまず
唯 光陰のみ、之を惜しむ
認識は、記憶に依存する我の相対の念。
未だ認識到らぬ処に、意味分別は無い。
法は認識以前ゆえ、意味の商量に非ず。
有は分別以前の有、無は分別以前の無。
有と発す処に、有の響きを聞くは如是。
無と発す処に、無の響きを聞くは如是。
如是に自他なく、我と事実の同時成道。
一期一会の只今ゆえ、我の想念に非ず。
"世の中に雪ほど黒いものは無い" 義衍
義衍語録8:「
その事がその事としてあるのみ」
問題にしようとする主体を離してしまうのです。
赤は赤と名を付ける以前より赤
青と呼ぼうと赤に変わりは無い
赤と思うから赤に見えるに非ず
青と考えても赤は青に見えない
赤は己が赤と認める以前より赤
赤は赤と習う以前より赤を伝う
法は父母未生以前の本来の面目
未だ認識到らぬゆえ思量に非ず
「 不思量底を思量せよ
不思量底如何が思量せん
非思量 道元 」
今日の縁:「考え以前に在る」
https://blogs.yahoo.co.jp/saihoo1/47947835.html