人の世は、滞在期間の定め無き、今日一日の旅の宿

 時 人を待たず、光陰 惜しむべし
 古より有道の人、国城 男女 七宝 百物を 惜しまず
 唯 光陰のみ、之を惜しむ

法と方便

2017-08-17 | 日記


文字は、どこまでも方便に過ぎない。

文字に立つ道理も、方便を離れない。

方便を積み重ねても、法に届かない。

文字の意味は、記憶に依存する過去。

文字に立つ解釈は、過去を破らない。

字義解釈の蓄積は、骨董収集の如し。

法は今日只今、一期一会の当たり前。

事実を離れ法なく、法は事実と一如。

事実は認識以前ゆえ、我は未だ不生。

法は、事実と我が一つに縁を結ぶ処。

不二の処は、分別の比較衡量を忘る。

文字が映す今の事実を、見る処が法。

事実を伝えるは事実、法を見るは法。

文字が伝うに非ず、我が見るに非ず。

『 末後一句  死急難道
  言無言言  不道不道 正受 』

今日の縁  「 効能書き 」
https://ameblo.jp/hosshinzendo/entry-12476266333.html