蘇州の柴行倪なる姓の者が,傷寒で下す時期を失し,昏迷して人事不省となり,
気喘して舌焦げ,已に死後の事を相談していた。
余は時に揚州へ往かんと欲し,舟桐涇橋河内に泊り,丁度,その晩に舟に乗ろうとしていると,
其の子が哀泣して治を求めてきた。
古方で病と証が対応すると,加減する必要が無い;若し病と証が少し異っておれば,
証に随って加減する,其の理は甚だ明らかだが,誰にでも使えるものではない。
若し下してはならない者を下すと,遂には結胸※ と成るから,聞いた者は戒めとせよ。
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※大承気湯