人の世は、滞在期間の定め無き、今日一日の旅の宿

 時 人を待たず、光陰 惜しむべし
 古より有道の人、国城 男女 七宝 百物を 惜しまず
 唯 光陰のみ、之を惜しむ

幸福の黄色いハンカチ - 22/9,16 -23:59迄

2022-09-15 | 日記

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トタンの錆がビューティフル, なごり雪


医は - 意なり

2022-09-15 | 日記

甲子の歳の夏のこと、長男が発熱(39度C)・悪寒・全身の筋肉痛・
清涕・頭暈目痛・口苦・舌紅・苔薄黄・脈弦数の状態になった。
これは陰暑に裏熱を兼ねている

もともと裏熱があった所へ暑かったので納涼の為に夜風に当たったのが悪かった。
こんな時は“黄連香需飲”を服すべきだろう。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    しかし急場の事とて手持ちがない。

思案の末、陰暑なら主因は寒邪であるから、
「夏日の麻黄」と言われる香需にしたって所詮は辛温発表の意味にすぎない、
生姜4片で代用出来るだろうと考えた。

暑病の熱は多くは陽明にあるものだ、黄連の代わりに生石膏50gで
代用出来ないものだろうか?
湿邪は無いようだから只この2味だけで煎じて飲ませてみようと思った。

一服で少し汗をかき、子供の病が良くなったので服薬を止めた。
これは“黄連香需飲”の意味で作った“生姜石膏湯”である。

長男は一日置いてから又熱が出て、口渇・頭暈・小便黄となった。
これは裏熱が未だ尽きていなかったのである。
焼け棒杭が又燃えたのである。

それならばと白虎湯を使うつもりで生石膏50gに糯米一掴みを
煎じて飲ませ、3服が終わらぬ内に癒えた。

上の両処方は「法」があって「方」が無い。
治法は動かし難いから、そこから色々選方した訳である。

これこそ「医は意なり」である。
臨床の要諦は自由闊達、融通無碍にある。

                            「北方医話」王増済http://youjyodo.la.coocan.jp/geocities/mycoment/189.html

原理は明確に手段は柔軟に, 病気を治せばよいのだ