胸部の脹悶憋痛は,気短、乏力、喘息して不得臥等の症状を伴う。
多くは陽虚寒凝心脈であるが,気血瘀滞と関系がある。
生冷寒凉のものを飲食したり憂思悩怒により,気血瘀滞となり,
容易に心脈痺阻,血脈の運行が不暢となる。
加えて陽気虧虚と気血不足があると,綜合して容易に胸悶気短の症状を発する。
治療には補瀉并用法を採る。補を以って通となし,通を以って補を促す。
多くの中老年男性が示す気短乏力胸悶の症状は気虚血瘀と相関しており,
本虚標実証である。単純に補や瀉をしてはならない。
※虚血性心疾患の本当の原因は「虚血」を起こした「陽虚」であり
「気血不足」である(本虚)。
「補を以て(閉塞を)通し、通を以て補を促す」のが本治であり、
「気血瘀滞を通すだけ」では標治に過ぎない。
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※ワクチン添加の赤血球, 芎帰調血飲第一加減 (薬味と方意の理解が無いと応用が利かない)