人の世は、滞在期間の定め無き、今日一日の旅の宿

 時 人を待たず、光陰 惜しむべし
 古より有道の人、国城 男女 七宝 百物を 惜しまず
 唯 光陰のみ、之を惜しむ

日本蕎麦で - ヤキソバ

2022-11-22 | 日記

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  グッチ裕三の蕎麦で焼きそば


痰血阻絡の病機 - 桂枝・白芥子の妙用

2022-11-22 | 日記

 

臨床体験によれば於血と痰濁の疾患は、活血剤を単用しても於は取れにくい。
若しこれに化痰・行痰の品を配合すれば痰血は共に除くことが出来る。
於血とは血液が停滞壅塞して体の組織に於結することを言い、病理産物である。
また常に他の病因、例えば寒邪痰濁などと合わさって、
臓腑・経絡を共に傷つけ、複雑な病変を形成する。

痰濁於血の用薬には活血化痰を併用する事が必須である
若し活血薬の中に白僵蚕・白芥子化痰散結・行痰通絡を配合すれば
化於の効果を増強することが出来る。
また於血は寒を得ると凝り、温に遇うと行る。
因って行血薬は桂枝・白芥子と合用すると治療効果が更に良くなる。

桂枝は辛温で肢節に横行し、営衛に透達し、経脈を温通する効果がある。
白芥子は辛温で、功能は利気豁痰・消腫散結で、
肢体に痰注する者に用いて温通去痰の効果がある。
因って「皮裏膜外の痰を治す」ことが出来ると称賛されている。

痰血が経絡を於阻している病因病機では、肢体が硬直して屈伸が不利になる                ものだが、特に冷えて麻痺する症を兼ねた場合二薬(桂枝・白芥子)を配合し              て用いると更に良い事が実践で証明されている。
一般に用量は10~15gである。

例えば「外傷性片麻痺」の或る女性は、
初め益気化於の補陽還五湯を用いてたけれども、
左側の肢体が冷えて麻痺し、肌肉が萎縮しているのには余り効果がなかった。
後で桂枝・白芥子を各15g入れて一ヵ月間連服したら段々効果が出て来て、
患側が動かせるようになり、物を持つことが出来る様になった。
肌肉の萎縮も亦次第に回復して来た。

また気虚血於で痰濁を挟み、経絡が痺阻しているのを治した験案があります。
患者は男性で還暦近くになって突然中風にかかった。
某医院の診断では「脳血栓」で、
入院治療三週間して病状が安定したので退院しました。
しかし左半身は冷えて麻痺しており、下肢は硬直しています。

中西医薬および針灸治療を三ヵ月間やって効果はありませんでした。
今は左半身の冷えと麻痺があり、下肢は硬直して利かず、
人に介助されて辛うじて数歩歩くことが出来る程度である。
言語は不利で、口涎が多く、頭暈のため転側が出来ない。
舌は紫暗で苔は白膩、脈象は弦、滑、無力である。

益気活血・温経化痰法を取ることにし、
補陽還五湯/加減+桂枝・白芥子を用いた。

黄耆・当帰・桂枝・白芥子・鶏血藤・赤芍・川弓・紅花・地竜・続断・路々通(楓実)

これを少しずつ変えながら、但し桂・芥だけは変えないで約三ヵ月間服薬したら
諸症は明らかに好転して略正常に戻った。
半年後の再検査では、左半身の凉麻は無くなっており、
元気で言葉も流暢、頭暈もなく、ゆっくりだが2Km歩いても疲れなかった。

筆者は多年の臨床実践から「痰血阻絡」の病機病証に対して
桂・芥を合用して顕著な効果を得て来た。

若し「虚による於血の症」に本病機を兼ねているなら、
益気化於の処方中に二薬(桂・芥)を配合すればきっと良い効果が得られるだろう。


                      「燕山医話」 孫伯揚  http://youjyodo.la.coocan.jp/geocities/mycoment/125.html

痰瘀互結, 基本病理 (虚・於血・痰・毒) ,痰飲の根本原因への対処  


六病位 - 時系列的な病態の位置

2022-11-22 | 日記

  太陽 ー> 少陽 ー> 陽明 ー> 太陰 ー> 少陰 ー> 厥陰

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 病期の分類


頭痛 - 六経弁証と治療

2022-11-22 | 日記

太陽病頭痛

太陽病頭痛は、表証・熱証に属します。

もし表が虚しているならば、必ず発熱・悪風・自汗・脈浮緩を呈します。
この時は桂枝湯を用います。

後頭部痛に項から背部まで強ばる場合は桂枝加葛根湯を用います。

もし表が実しているならば、必ず発熱・悪寒・無汗・脈は浮緊を呈します。
この時は麻黄湯・大青竜湯を使用します。

後頭部痛には葛根湯を用います。

 

少陽病頭痛

少陽病頭痛の発病部位は一般的に頭部の両側に出現します。

半表半裏証に属し、小柴胡湯柴胡加竜骨牡蠣湯を用います。

実熱に偏るものは大柴胡湯を用います。

虚寒に偏るものは柴胡桂枝乾姜湯を用います。

 

陽明病頭痛

陽明病頭痛は、裏証・熱証に属します。                                                         

もし陽明の腑が実しているならば、口渇・便秘・脈は沈実を呈します。                    承気湯を用います。

もし陽明経の証であれば、多汗、激しい口渇になるため、白虎湯を用います。

もし後頭部痛ならば、葛根芩連湯を用います。

もし陰虚熱があれば、イライラと不眠があります。                                             この時は酸棗仁湯を用います。

 

太陰病頭痛

太陰病頭痛は表証・寒証に属します。                                                               

もし表が虚しているならば、悪風悪寒・脈は緩弱を呈します。                                桂枝加附子湯を用います。

四肢厥冷・血行不良のために陽気がうまく巡れないものには、当帰四逆湯を用います。

もし表が実しているならば、悪風悪寒・発熱・脈は浮かずに逆に沈を呈します。          この時は麻黄附子細辛湯を用います。

 

少陰病頭痛

太陰病頭痛は裏証・寒証に属します。                                                               

からえずき・唾を吐くものは、呉茱萸湯を用います。

もし月経痛があれば、温経湯を用います。

四肢厥逆 (手足がひどく冷たい症状で、程度は手足厥冷よりも重い) の場合は                四逆湯を用います。

 

厥陰病頭痛

厥陰病頭痛は寒熱錯雑または上熱下寒の状態を呈します。                                      烏梅丸・半夏瀉心湯などを用います。

また外治法として頭風摩散があります。                                                                これを用いて発作性頭痛を治療します。

 

https://tbtcm.jp/clinic/headache_02.html