人の世は、滞在期間の定め無き、今日一日の旅の宿

 時 人を待たず、光陰 惜しむべし
 古より有道の人、国城 男女 七宝 百物を 惜しまず
 唯 光陰のみ、之を惜しむ

アメリカの言いなりは 国益に反する / 原口一博

2023-05-10 | 日記

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 最悪の下僕政権, CFR→CIA→統一教会→自民党, 旧ソ連大使館の情報


師弟対談 / 井上義衍 × 横尾忠則

2023-05-10 | 日記

  https://twitter.com/tadanoriyokoo/status/1655511071342616577?cxt=HHwWgoDTkYqjx_ktAAAA

 

義:

「今」以外にないですからね、いつでも。

 

横:

ええ。

 

義:

ですから、その今の時間を他へ求めるということ、それだけ無駄ですわね。

 

横:

ええ。

 

義:

そういう風な状態なんじゃからですね、ですから、それを、そのまんまにこう自分で信じられりゃいいんですけど、それを考えるから、あとから人間が。

 

横:

その、あとからっていうのは、まあ、いろんな、あの…。

 

義:

それは物心ついたということ以後のですね、事実を思想にみな移すからです。それで誤りが起きてきた。

 

横:

そうしますと、その思想の中には悟りに到達する、そういう要素が…。

 

義:

あるんです。

 

横:

あるわけですか。

 

義:

うん。思想だってそうでしょ。考えだって、考え自体というものはですね、人間の考えるという、自分の今の、思想で生まれたんじゃないんでしょう。

 

横:

ええ。

 

義:

考えというそれ自体がね。そうですから、そこにもう要素がきちんとあるんです。

 

横:

そうすると、物心がつく以前の状態に還ればいいってわけですね。

 

義:

そうそうそうそう、そうです。

 

横:

その、以前の状態っていうのは、記憶してないわけですね。

 

義:

ええ、むろん記憶しとらんです。記憶しとらんけど、みなこうやって生きてるんでしょ。

 

横:

ええ…。

 

義:

たとえばですね、(膝をポンと叩いて)この音でもでしょ、ここで今(ポン)始まったんです。前に用意しておらんですね。それから、叩けばそれっきりで(ポン)、後がないでしょ。後も先もないです。

 

横:

ええ。

 

義:

いつでもそういうふうに、「今」(拳をぐっと出す)、そっから始まってる。で、それでこう終わりなんです、全て。そういう大きな事実がこれ(自分自身を指して)を最初にこう生み出したんでしょ。

 

それを皆さん、仏教の中で因縁生とかいうような言葉があるでしょ。 因縁生というのは、向こうにも持ち物がない、こっちにも持ち物がない、で、自我としての持ち物のないもの同士が、ただ触れて活動が始まるわけでしょ。

 

横:

つまりもう、全部そう触れながら必然的に起こってるわけですか。

 

義:

そう、必然性なんです。

 

それから、悟りということは、一口に言いますとですね、全てのものの発生する、根源としての理体そのものがこれ(自身を指して)ですからね。

 

横:

なんですか、「りたい」ですか?

 

義:

そう、理体。

 

横:

理体ってのは?

 

義:

理として、道(どう、みち)として存在してるね、それ自体に本当にこう徹する、その徹したことを自覚するということが大切なんです。ですから、今、私もこうやって、おるんでしょ。それで、これも、もう徹底しとる事実に違いないです。他にあるんじゃないんです。

 

じゃけども、それに対して、こう疑問が起きるんでしょ。

 

横:

ここに花がありますね。これ自体は…悟ってるわけですか?

 

義:

うん、そうです。これ自体(花)とこれ自体(自分)とは、あなたが考えんでもどうせんでも必然に、ただ、あるんでしょ。

 

横:

あるわけですね。

 

義:

すでにあるんでしょ。あるものをなぜ考えてそういうふうに苦労せにゃならんですか。

 

横:

それは、どうして苦労しなけりゃならないんですか?

 

義:

いや、それですわ。そこにあの、人間のこの、生活というものが、物心ついたという時点からですね、人類というものはそう動いとるんでしょ。それ以前は知らんのですわ。

 

それから、釈尊の自覚というのは、それ以前を、釈尊自体が本当に自覚をせられて、それでそれを教えられて、私どもでもそれをやって、本当にそういう実証があるんですわ。

 

それによって、今のようなことが、こう、判然としてるんです。

 

横:

じゃ人間はどうして、その、生まれたままですね、死ぬまでそういう悟った状態で、来れないんでしょうかね?

 

義:

いや、はじめ誰でも来れてるんです。

 

横:

たとえばこういう文明あるいは文化、そういったものが、もし関わらなけりゃですね、非常にこういう原始的なね、もう状態だったとすればですね、悟ったまま一生を過ごすことは可能ですか?

 

義:

可能です。

 

横:

はあ。

 

義:

(腕を動かしながら)こういう、動くんだってごらんなさい、あなたが、悟るとか悟らんとかっていうことよりもですね、その以前に人間がこう問題にする前に、これ事実こう動いとるんでしょ、全て。

 

横:

うん。

 

義:

その動きはあなたの考え方じゃないじゃん。知らずにできた、本性としてのそれは動きなんでしょ。

 

横:

その「考え方」に「心」が動かされますね。

 

義:

うん、心というものは動くようにできてるんです。

 

横:

できているわけですか。

 

義:

そうです。あなたが考えたから心が生まれたんじゃないです。

 

横:

…。

 

義:

そんならいいじゃん。(笑)

 

横:

いや…よくないんですね。(笑)

 

義:

いや、それですわ、そういうところですわ。それがよくないということに問題があるんでしょ。(笑)

 

 

  (中略)

 


横:

そうしますと、あの、井上老師は、そういう、苦悩は無いですか?

 

義:

無いです。

 

横:

そうしますとね、例えば…死の恐怖ってのは?

 

義:

死なんかね、そんなものは小便するのと同じことですわ。(笑)

 

横:

小便と同じですか。(笑)

 

義:

ただ、そうだったんです。

 

横:

以前はそうじゃなかったでしょ?

 

義:

うん、そりゃそうですよ。

 

横:

いろんな不安とか。

 

義:

そうそう、むろんそういうことがあったんですがね。だけどね、知ってみたら、なに、そういうものは鼻かんだと同じように、別にどうっちゅうことはないですわね。

 

横:

僕は今ずっと、このところ、不眠症でずっと悩まされてるわけです。ところが井上老師に言わせれば、そういうものは無いわけですね。

 

義:

ええ、無いです。

 

横:

しかし不眠という状態はありますね。

 

義:

そうそう、状態はあるでしょう。その状態なんかでも、自分で考えをもってそれをこう、つかまってるから、それでよけい不眠症になるわけでしょう。

問題は、つかまってるから。それでそれを詮索ばっかりするから。

(後略)

https://ameblo.jp/hamamatsu-zen/entry-11112965632.html

同じ「今」の中, 理体 (禅は秘伝の隠し味の如き特別な内緒の教えに非ず ヒソヒソ話は他人の詮索が相場)