補陽還五湯は、脳溢血で急性期を過ぎて出血がしっかり止まって以後の後遺症の治療目的として創方されたものであるが、各種の脳血管障害の後遺症に効果が期待できるもので、それ以外でも頚椎症による両手のシビレなど、様々な領域にも応用が可能である。
それゆえ、補陽還五湯だけを様々な角度から論じた書籍が中国で発売されており、極めて参考価値が高いだけに、日本語に翻訳出版が期待されるくらい重要な方剤である。
村田漢方堂薬局では、補陽還五湯がフィットしていると思われるケースで、期待するほどの効果を発揮してくれない場合には、必ず上記の衛益顆粒など、玉屏風散エキス製剤を併用してもらうことで、ようやく効果を発揮できたというケースもある。
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※根治後の予防ケアの重要性 (体調に応じた漢方サポート) , 黄耆, 当帰