人の世は、滞在期間の定め無き、今日一日の旅の宿

 時 人を待たず、光陰 惜しむべし
 古より有道の人、国城 男女 七宝 百物を 惜しまず
 唯 光陰のみ、之を惜しむ

坐禅の本質

2024-10-25 | 日記



坐禅をするということは、どういうことをするのかといいますと、

一切のものを無条件で、そのまま受け入れて、なんともない人になるんです。
それが坐禅の本質です。

考え方で、ああの、こうのと言っていれば切りがない。

それじゃからそんなものを一切問題にせず、問題にしようとする主体を
離してしまうのです。

問題にする主人公、それを離してしまうんです。

そうすると、縁のいかんを問わず問題にしなくなる。
相手の世界を問題にしなくなる。

相手の世界が問題にならなくなるだけ自分自身の真相が明らかになってくる。

そうすると、ただ、そのことがそのこととしてあるのみであって、
それが人と言われておる私達の実体である。        

 

井上義衍老師語録, 坐禅弁道の要訣, 「今」の動きに参ずる


Chaos (2005)

2024-10-25 | 日記

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