人の世は、滞在期間の定め無き、今日一日の旅の宿

 時 人を待たず、光陰 惜しむべし
 古より有道の人、国城 男女 七宝 百物を 惜しまず
 唯 光陰のみ、之を惜しむ

顔面麻痺/ 方剤と加減

2025-01-12 | 日記

    鄭智城

私「顔が歪んで何日経っていますか?」

老婦人「10日くらいです。」

私「病気になる前は、冷えた感じとかないですか?」

彼女「そう言えばあったような気がします。その日、庭に行って木を拾う時(彼女の家は伝統的な壁暖炉で冷え対策をしています。非常にセンスがある。)に冷やした感じがしました。何日か経ってから顔の歪みに気付きました。よだれが止まらなくて、左手はマヒして腫れている感じです。」

コネチカット州は比較的に広くて、風も強くて寒いです。                                        老婦人の顔面神経麻痺は、体内が弱っているとき 外部からの冷風に当たったのが原因。私は心の中で思いながら処方箋を作りました。

体内が弱いのは、黄耆桂枝五物湯おうぎけいしごもつとうで解決。
外部からの風に当たったのは、普通の風邪を治す漢方薬で解決。

処方したのは桂枝,白芍,生姜,当帰,陳皮,白朮,秦九,防風,白僵蚕,菖蒲,遠志。脈診で熱がある感じなので、黄芩と白薇を追加。

https://li-hari.net/entry/ganmennmahi-kanpo