夢畑通信『畑の花』 田舎暮らし体験日記

北海道に移住して二十数年。田舎での子育てを終え、残された夫婦は新たな楽しみを見つける旅を続けます。

珈琲焙煎所誕生!

2020-11-14 08:00:23 | ブログ


先ずは本の話題。
一年にそれほど多く読めるわけではありませんが、一時期は「活字中毒か!」ってほど本を読みあさっていた時期があり、少なくなってきてはいても(夏は読めませんから・・・)本棚を見ると昨年は30冊以上は読んだようです。
手軽な電子書籍の利用が多くなってきましたが、やはり身近に置いておきたい本はあるもので、そんな本の出会いを求めて本屋さんに行くのかもしれませんね。

本屋のない赤井川村ですが、赤井川村役場の一角に図書コーナーがあります。毎年350冊くらいの本を購入しコーナには800冊ぐらいの本が貸し出しされています。貸出期限なども書かれていないのでゆるーい感じの図書コーナー。
でも、実際に借りる人は少ない。「いや!ほとんどいない」と言っても良いぐらいの状況かも知れません。――――「ホントに残念」
「何とかならんかなぁ~」「もっと借りる人は増やせないものか・・・?」って問題点を探っている時に出会ったのがこの一冊。『奇跡の本屋を作りたい』久住邦晴著です。

今までブログで本の紹介はしてこなかったのですが、この本と出合えた奇跡を紹介させて下さい。
北海道では『くすみ書房』と言えば、かなり有名な本屋です(僕はそう思っています)。別に大きな本屋だかと言う訳ではなくどこにでもある町の本屋。
――――「こんな言葉を聞いた事ありませんか?」
本屋のオヤジのおせっかい 中学生はこれを読め!
もう14年も前の事なのですね。我が子とタイミングが合うのでホントよく覚えています。
ニュースや北海道新聞に取り上げられ「高校生はこれを読め!」や「なぜだ!?売れない文庫フェア」(時系列がごちゃ混ぜ)など、北海道では話題になった。その後、全国の本屋が独自目線の企画を展開し始めたきっかけなったのではないでしょうかね・・・?中学生に向けて選ばれた数十冊の本や、その経緯、お店の紹介、そんなことが書かれてあった新聞の切り抜きを大事に持っていたことがありました。久住邦晴氏の名前もその時に知ったのです。

その後、記憶は薄れて行くのですが、話題の本屋は今でもあって、色んな企画を発掘させ、現在も活躍されているのであろうと思っていたのです。
でも、本のタイトルの副題に「くすみ書房のオヤジが残したもの」という文字に目が留まり、この本を手にしました。

3年前に久住さん亡くなり、御存命中に『くすみ書房』も経営が行き詰まり閉店。この事実を知りました。

久住さんが病床で書き残したもの(半生)、衝撃的な事実に触れ、とても素敵な物語に感動と感謝に、長い間、震えが止まりませんでした
ビジネスには直観力に発想力、そして、行動力と勘、それに丁寧なサービスと仲間がいれば、どの職種、どの仕事でも、ビジネスレースには負けないものだと思っていましたが、彼のそれを持ってしても叶わなかった。
「時代と病」には勝てなかった。
彼は負けを認めていないので「叶わなかった。勝てなかった」と書くのは失礼かも知れませんが、大型店やチェーン店との競争、電子書籍の介入、活字離れ、そんな大きな壁と戦った久住さんの苦労は計り知ることはできません。でも、立ち向かい、破れても立ち上がり続けたエネルギーだけは強く感じることができました。もちろん希望や教えも感じる一冊。――――「現存する全国の本屋は頑張って貰いたいなぁ~」
本好きの方は是非読んで頂きたい一冊です。ご参考に、、、、。

「本にはすべての答えがある」(本文中から)
多分、今この本に出合えたことが、久住さんの言う奇跡の出会ですね。――――「ありがとう、忘れません」



で、話は変わってコーヒーの話題。
以前ご紹介した大手カーディーラーの営業職を辞してビジネスを立ち上げた男の話。――――「大丈夫かなぁ~(笑)」
コーヒーの焙煎にスポットを当て、煎りたてのコーヒー豆を販売するお店『コーヒーロースト小樽』を昨日開店させました。
で、昨日、開店とともに伺ってみました。





コロナの影響で予約販売と言うことでお店にはお客様は数名しかいませんでしたが、多分、予約が一杯だったのでしょう、てんやわんやの慌ただしさ。
僕は予約していた豆だけ頂き、そそくさと退散。
先ほど、頂いた豆を挽いて、新調した一つ穴のドリッパーでコーヒーを落として、ゆっくり味わいました。
引いた時、ドリップした時、飲んだ時、三回もコーヒーの甘い香りに包まれた朝でした。



てなことで、お話もできなかったのでお店の紹介は改めてやろうと思います。
先ずは、御近郊の方は16日までコーヒー豆を半額で販売しているので、是非、この機会にお求めください。
チラシにもありますが、小樽市桜のロータリーの少し手前。高速の下を通過してすぐのところです。



と言うことで週末のスタート。甘いコーヒーの香りでラッキースタートできたので、今日も慌ただしくイベント決行しますよーーー!(多分)。その模様の様子は後日ブログにて、、、、。
長くなりました。最後までお読みいただきありがとうございました。素敵な一日をお過ごしください。

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