6月16日に開催予定の、山梨県北杜市オオムラサキセンターでの
『虫愛づる一日』。
9月開催の去年は台風に追いかけられ、そして今年は梅雨のさなか。
雨降りだったら、ランチタイムはオオムラサキセンターのすてきなウッドデッキで、
講演会は映像ルームで、と午後のプログラムはインドアなのですが
午前中の生態園と里山観察会の時間にはなんとか雨が落ちてこないことをひたすら願って。
でも雨が降ってもだいじょうぶ!!!
センターの担当スタッフ―いつも元気いっぱいの虫ガール渥美友里子さん―といっしょに、
雨の日の場合のプログラムを考えました。
天候にかかわらず、開始時間は10:30です。
『むし探検広場』園長川邊透さん、イモムシケムシの著書のある川上洋一さん、
そして私とみなさんで、午前中は観察の時間です。
よほどひどい雨でないかぎり、生態園「びばりうむ」でまずはオオムラサキやいろんな幼虫たちを観察。
その後、室内にオオムラサキの終齢幼虫「ムーちゃん」をとまらせたエノキの鉢を用意。心ゆくまで、いろんな角度から表情豊かなムーちゃんを撮影できるようにします。
またニコンの簡易実体顕微鏡ファーブル4台で、小さい虫や虫の細部(口とか眼とか)を観察するコーナーも。
カメラを接続できるファーブルフォトEXでは、実体顕微鏡で見たものをそのまま撮影できますので、お土産画像を持ち帰りたい方は、ご自分のSDカードをご用意ください。
私はこのところ、ファーブルでグンバイムシを見て、撮って楽しんでいます。
ファーブルの倍率は20倍なので、グンバイのような3ミリくらいの虫は全身が見えるし、動きも少ないので
好適。
これはアワダチソウグンバイ。四角っぽい体が軍配にそっくり。
もっとも身近にみられるツツジグンバイ。
翅が虹色。
グンバイは日本にいるだけでも70種以上とか。
オオムラサキセンターでは生き虫もたくさん飼育されているので、これらの虫たちも室内観察に参加。
またこの日、石垣島からあのかわいくて硬い(車にひかれてもつぶれないほど硬い体)クロカタゾウムシもやってきます!
なかなか見られないゾウムシなので、この機会にぜひじっくり観察してみてください。
お昼頃まで、こんな感じで観察の時間を過ごしますが、
その間、もし雨が止むようなことがあったら、即、外に出て虫を探します。
雨の場合、ランチ交流会は、屋根のある半野外のウッドデッキで。
午後のプログラムは講演会なので晴れでも雨でも変わりません。
今年は講演会のあとに、より深く虫友と交流していただけたらと、
「虫友タイム」も予定しています。
自分と同じ虫が好きな虫友、見つけよう~。
講師たちに質問などもお気軽にどうぞ。
あっ、そうだ、イラストレーター宇佐美朋子さんの新作オオムラサキてぬぐいも、
イベントの日から販売開始!
楽しみです~。