9月21日に山で出会ったカラスアゲハの幼虫、カラちゃん1、4センチ。
先月から飼育をはじめたカラスアゲハの幼虫が、昨日、前蛹になり、
きょうはいよいよさなぎになる、というので、その瞬間を動画に撮ろうと、
セッティングして、待ち構えていたんですが・・・・・・。
さっき、カメムシの種名訂正のエントリーを書いているうちに、
さなぎになっちゃった・・・・・・。
決定的瞬間なのに、カラスアゲハの蛹化の瞬間なんて、そう見られるものじゃないのに、
そばを離れた私は大馬鹿でした。
9月21日にうちに来たとき、カラちゃんはたぶん3齡幼虫。
ナミアゲハなどと違うのは、同じ齡でも、ぐんぐん大きくなること。
朝と夜では明らかに違うくらい。
採集から1日たった9月22日。
25日には4齡に。約2センチ。
頭部に水泡のようなブチブチが。
私が苦労して集めたコクサギを、ときどきバカ食いしては、急に静かになり、フンをぽとっ。
(コクサギは近所になくて貴重なので、食べきってから足してあげた)
28日。終齢幼虫に。3センチ。胸部背面にはっきりと、蛇模様が。
私・・・蛇ダメ。
他の爬虫類は好きなんだけど、蛇だけはダメ。
眼状紋こわい。
でも、カラちゃんのほんとうの頭部はここです。
針でつついたようなプチプチした粒が3、4個あるところが眼かな。
すごく小さくて、漫画っぽい眼。
カバ? って、失礼な!突然お邪魔しますが、アオスジアゲハの終齢幼虫です、私のこともお忘れなく。
(となりの容器にいるアオスジアゲハ)
9月30日。
ぐんぐん育ってもう4センチ。
10月1日。
むちむちしてきた。
10月4日。
すごい早食い。
ちょ・・・っと。太りすぎでは?
もう5センチ以上あるよ。
そして、10月5日夜。
頭を枝に押し付けるように、祈るような姿の前蛹になった。
大きさは約3センチ。終齢幼虫の最後のサイズの半分近くまで縮んだ。
翌日の午後・・・・あれ、なんだか
干からびてきたような・・・
だ、だいじょうぶ?
といいつつ、このあと、私はそばを離れた。
これこそ、蛹化への最後の脱皮がはじまる兆候だったのに。
もどってみると、
ドラマは終わっていた・・・・・・
細ーい糸で、体を支えている。
裏側はこんな。
カラちゃん、長い眠り(実際は、中では変態のためのたいへんな変化が起こっているわけですが)
にはいってしまいました。
繭のなかのオオミズアオも、カラスアゲハも、そしてもうすぐアオスジアゲハも。
わたしも眠くなってきた。