年が明けて、はや1月も下旬。この時期は冬と春がもみ合いながら季節が進行していくのが毎年感じられます。まだ冬が優勢だけれど、一雨ごとに春が近づいてきているなあ、と。小さな変化にも心がふわっと騒ぐこの季節が、けっこう好きかな。
2014年に4回開催した『むし塾』ですが、今年も計画中です。
2015年第一回目は3月8日(日)、講師に千葉大学大学院の野村昌史先生をお迎えします。
野村先生は去年4月にも『昆虫学入門』と題して、分類や形態など昆虫学の基本について講義をしてくださいました。第2回目になる今回のテーマは、虫観察に役立つ昆虫の生態にフォーカスした講義を用意してくださるそうです。当日の講義内容の詳細については、またお知らせします。
『むし塾』についてはこちらをご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/mushidoko64/m/201402
去年野村先生の講義に参加されたみなさんがその講義の素晴らしさを実感されたと思うのですが、それもそのはず。野村先生の授業は千葉大でも大人気。それは練りに練った内容と、見るものを引き込み飽きさせない工夫満載のヴィジュアルなど、講義をご自身でも楽しみ、こだわりをもって準備されるという野村先生ならでは。 『むし塾』での講義は1時間半ですが、大学院での授業のエッセンスを受けられるという贅沢な時間です。
2月に入りましたら、このブログで告知し、申し込み受付開始しますので、お見逃しなく。
以下の写真は2014年暮れに終齢幼虫をお譲りいただいたニシキキンカメムシの飼育の様子です。
2014年11月30日。5齢幼虫。
虫に囲まれてお正月
室内に置いたため年末年始に4匹が次々と羽化。一番大きいものは体長が2センチも。
羽化したては、しっとりとマットな色合いが美しい。
脱皮殻。目玉まで脱皮している。
ほどなく1匹が産卵。
ちゃんと14卵あるが、たぶんこれは無精卵。
2015年1月15日に交尾がはじまり、一週間つながりっぱなし。片方が前に進むと、もう片方は後ろ向きにずるずると引きずられていく……。
こんどは有精卵が産まれるかな?
目が離せません!