春めいてきました。
このところ諸事情によりなかなかフィールドに出られなかったのですが、
今週末は、スイバやギシギシのベニシジミの幼虫とか見に行きたいなあ。
そんな季節に、虫探検の強い味方、新開孝さんの『虫のしわざ観察ガイド』が出版されました。
これ、見たことある~!これも虫のしわざだったんだ、が満載。
全力でおススメしたい、今年の一押し虫本です!
まずは、ササやタケ類の葉に、白いタケトゲハムシの白く透けたマインを見つけに行きたい。
いままで、「何かな?」と思いつつ、スルーしていたので。
今年は新開さんに、九州に生息するベニツチカメムシのポイントを案内していただく予定です。
ベニツチカメムシ、私はまだ本物を見たことがありません。世界に1属1種というボロボロノキが食樹で、親虫がボロボロノキの実を口吻に突き刺して、幼虫に運ぶ、という面白い習性をもつカメムシ。
ボロボロノキのある九州地域にしかいないそうです。
11月の『大昆虫展』会期中には、このベニツチカメムシの研究をされている向井裕美さんとのトークイベントも予定しています。
今年は、ずっと憧れていたこのカメムシについに会えそうで、今から楽しみにしています。