鈴木海花の「虫目で歩けば」

自然のディテールの美しさ、面白さを見つける「虫目」で見た、
身近な虫や植物の観察や飼育の記録。

オキナワルリチラシ幼虫の毒粘液!

2019-01-21 08:17:24 | 日記

 昨年暮れに8ミリの2齢幼虫をいただいたオキナワルリチラシ。

 食草のヒサカキの葉をもりもり食べて、大きいものは20ミリを超えました。

 ヒサカキは近隣にたくさんあるので、毎日新鮮な採りたてをあげています。

 

 昨日、掃除をしようと飼育容器の蓋をあけると・・・あれ?毛先に水滴がたくさんついている・・・。

こんなことは初めてだけれど、容器の中が過湿なんだろうか?

あるいは次のステージへの変化の兆候なの?

 

 幼虫をいただいた鳥取大学のN先生に伺うと

『水滴は青酸配糖体を含んだ毒入り粘液です。大量に食べたら死ぬと思いますが、舐めたくらいだと「うわ、まずっ!」程度です。』

と教えていただきました。

毒液だったのか!

しかも青酸系。

 粘り気があるので、アリなどは一発で撃退できそう。

 この毒粘液はストレスや危険を感じたときに出すのだそうです。

 舐めてみるのは・・・やめておこう 笑