2、6、8月と、今年3回訪ねた岩手県葛巻町の江刈小学校。
10月に学校林遠足があるというので、またまたお邪魔。
東京を一番の電車で出て、一路岩手へ。
なんとか遠足に合流できました。
ちょうどみんなは森のなかでお弁当を食べているところ。
ひさしぶり~また来たよ。
お弁当のあとは、頂上を目指してのぼる。けっこう急な細い山道をみんなずんずん上っていくけど
私は、・・・・ハア、ハア、ハア・・・・ま、まってぇ~
さすが山国のみんなの脚力はすごい。だいいち、合流地点まで私たちは車で行ったのだけれど
みんなはすでに学校から2時間以上かけて合流地点まで登っていたのだった。
何とか着いたー
名前がいいね、『天樹の森』。
ここで栗ひろいとカメムシ調査。
長島聖大さんが網をふるってスイーピングするのを尊敬のまなざしでみる子どもたち。
今度は吸虫管でカメムシを吸う!
カメムシ探しでおなかがすいたら帽子のツバを食べます、石川忠さん。
先生、もうそろそろ、山道を降りる号令をかける時間ではないですかぁ?
カメムシ探しに熱中して時間を忘れるA先生。
きょうの調査の成果。赤丸は新発見種だよ。
お弁当を食べた地点までもどったら、お待ちかね「カメムシ授業」がはじまる。
石川さんがだいじそうに長島さんに手渡しているのは、
2月からの調査で採集したカメムシの標本。
わあーーーすごーい!
みんなで見つけたカメムシがこんな本格的な標本になったんだー。
真剣にカメムシ授業。
えーと授業のあとは・・・・・・
帰る前にトイレね。
このすてきなログハウスは江刈小専用のトイレ。
でも、よく鍵が開かなくなるので・・・・・・先生が扉の前に待機していて、なかからSOSを出すと
力いっぱい開けてくれます~
わっ!私は夏休みにきたときにカメムシさがしをいっしょにしてくれた1年生のS君から、サプライズプレゼントもらっちゃったー!
先生の話によると、きょうS君は学校から2時間以上かけて歩く間に、道々花を摘んで、これをつくってくれたらしい。
野の花を栗の枯葉でラッピングするなんて、
青山フラワーマーケットや外苑前「FUGA」のアレンジメントデザイナーも「参りました!」というくらいのセンス。
うれしい~ありがとう!
これからみんなはまた山道を2時間以上かけて学校に帰るんだけど、
私たちはゴメン、車で先に学校へ。4時起きで葛巻まで来たのでかなりヘトヘト。
副校長先生から、「鈴木町長がお会いしたいので、役場まで来てくださいとのことです」
じゃあ、みんなが帰ってくるまで、江刈小学校で虫さがししよう。
シロヘリナガカメムシかな。
ツノゼミの仲間
坊主あたまなのでハバチの幼虫?と思ったけど、脚が8対あるので、ガの幼虫かなぁ。
真っ黒け、毛だらけの幼虫。
6月以降にみんなが集めたカメムシは、長島さんの指導をうけた先生たちが
防腐処理をして保存してくれている。
わあ、こんなにあるんですね!
ひとつひとつ、こんな風に記録してある。
思えば、カメムシ調査プロジェクトはこの廊下の展示からはじまったのだ。
今年はここまでできたね、と感無量のカメムシ博士たち。
町長さんにも、標本をみてもらい、今年の調査成果を報告。
人工減少が悩みの種の葛巻町。
この町に住みませんか?との熱いお誘いに、カメムシ博士たち・・・心が揺れているようでした。
日も暮れてきて、今夜の宿へ。
葛巻高原牧場にあるプラトーに泊まります。
室内にはこんな貼り紙が。
夜ご飯を食べてから、外の灯りを見に行くと
しっかり電線につかまって、こっちを見ているヒメヤママユ。
そばにあった卵は、このひとのかな?
盛りだくさんの葛巻訪問。まだまだ長くなりそうなので、2日目は次回に。