鈴木海花の「虫目で歩けば」

自然のディテールの美しさ、面白さを見つける「虫目」で見た、
身近な虫や植物の観察や飼育の記録。

3度目の北杜市

2014-08-03 17:42:47 | 日記

 ここ一ヶ月足らずの間に3回も行くことになった山梨県北杜市。

きのうは『カブトムシ 山に帰る』の著者 昆虫写真家の山口進さんの講演会が、北杜市オオムラサキセンターであるので、まゆこちゃん母娘といっしょに行ってきました。

 講演会の前に、日野春周辺の駅で降りて、虫探そう、ということで、朝早めに東京を出発。

 

まずはここで降りてみよう~

 

 すると、駅舎のなかが虫いっぱいなので、なかなか駅から出られません!

(この前のナショナル・モス・ウィークの「蛾目」をひきずっていて、やたらに蛾が目に入る)

カギバの仲間?

エゾスズメ?

 

ニシキギスガ

 

模様が薄いけどベニヘリコケガ?

マエジロアツバ

 

 ヨコバイの仲間

 

めっちゃ毛深い蛾。

ウンモンスズメ

 

やたら怒っているクワガタ。

ハグルマトモエか・・・オスグロトモエ

トリバガの仲間

改札のすぐ横にヘビトンボ。

 

 

雲湧きあがる2014年夏@無人駅  

 

歩きはじめたら、いきなり・・・目に入った!サクラの葉にいたムラサキシャチホコ。

けっこう目立ったので、3人同時にみっけ。

しつこく見てみよう。

上から見ると、左右の翅をぴったり合わせている。

 

脚も見えたぞ。

 

かろうじて顔も見えたぞ。

でも、いくら見ても、目がだまされてしまうムラサキシャチホコなのでした。

 

4センチもあるミノガとか、

 

クロスジヒゲナガカメムシ?

 

ヤマトタマムシとか。タマムシって、いい目してる。

ハバチの幼虫?

トゲグモ!山梨にトゲグモがいるなんて・・・驚いた。

 

そろそろ日野春へ移動する時間。

オオムラサキセンターで、名物「薪釜焼きピザ」でお昼ご飯。

地元北杜市の野菜が乗ったピザは何度食べても感激する美味しさだった。

 

映像室で山口さんの講演会がはじまりました。

きょうのお話は『「ふしぎ?」と「おどろき」の力』について。 

 

今年の課題図書『カブトムシ 山に帰る』に出てくる、小さなカブトムシの実物を見せてもらって、

みんなその小ささを実感。

どうしてこんな小さなカブトムシが現れたのか・・・知りたい人は『カブトムシ 山へ帰る』を読みましょう~

 

講演会のあと、北杜市の新名所「ひまわり畑」と、オオムラサキセンターのピザに使われている美味しくて安い野菜市へ、山口さんが案内してくださった。

山梨の山々を背景にしたぜいたくなひまわり畑。

どの花にもミツバチがきている。

あれっ、ひまわりの葉っぱにキマダラコヤガ!

駅へ行く途中、山口さんイチ押しの金精堂の「信玄餅」をお土産にいただいた。

お餅と黄な粉と黒蜜。金精堂のはその3者がどれも美味しい!!!

「信玄餅」は、ひとつひとつビニールの小さな風呂敷みたいのに包まれています。

この風呂敷がないと・・・たいへんなことに。あたりが黄な粉まみれに。

 

野菜もこんなに買っちゃった。

山口さんによると、今年の山梨は冬に雪が多かったので、湿度が保たれており、虫が多い!!!そうです。

8月には『ダーウィンが来た!』で山口さんが撮影したアリの番組放送されるそうなので楽しみ!