ムジカの写真帳

世界はキラキラおもちゃ箱・写真館
写真に俳句や短歌を添えてつづります。

目覚めよ

2022-09-14 09:18:56 | 短歌





長き世を 灰に朽ちゐし よきものよ 目覚めよそして 我がことをせよ




*今週は、歌がひとつも詠めませんでした。馬鹿に頭脳活動を妨害されて、発想が何もわかないのです。詠もうとしても、陳腐な言い回しが頭をかすめるだけで、ちっともよくありません。この調子が続くと苦しいですね。でも今は我慢するしかない。

それで今日の歌は、かのじょの作からもってきました。2008年の作ですから、今から14年も前の歌ですね。

今なら、解脱をした人もたくさんいますから、この歌の意味がおおいにわかるでしょう。長い迷いの世の中を、灰の中に朽ちているように、魂を腐らせていたものよ、あなたはよきものだ。自分に目覚めて、自分のことをしなさい。

ですがこれが発表された当時、かのじょの意図が分かった人はだれもいませんでしたね。かのじょは本気で、世界を変えようとしていた。今は迷いの中にいる魂も、いずれは自分に目覚めて、美しくなり、自分で自分をやり始める。そうなれば、この世に美しい天国の柱が立つだろうと。

新しいことをしようとするものは、いつも最初は変な人だと思われるものだ。かのじょもそれで相当につらい目にあった。人に誤解されて、精神病院にたたきこまれたこともあった。それでも人類の未来を信じて、かのじょは叫び続けていたのです。

人類はよきものなのだと。いつか必ず目覚めて、本当の自分をやり始めるだろうと。

今、そうやってかのじょがまいてきた種は、大きく育ち始めている。多くの人が解脱して、自分に目覚め、美しい自分をやり始めている。未来が大きく動き始めている。

人類の迷いの闇が、世界を閉ざしていた時代に、ひとすじに人類の新たな未来を信じて、愛を叫び続けていた人があったのです。




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