人生は ただじゃないのよ 本当は 後できっちり 払わされるの
*今週はおもしろいのを行きましょう。これは大火が詠んだものですが。
この歌にある通り、人生はただではありません。人間は、後でその代価をきっちり支払わねばならないのです。
と言って、お金のようなもので払うのではありませんよ。それは、清い魂の労働をして払うのです。人生を終わった後で、みんなのためによいことをして、支払うのです。
本当ですよ。実際、人生というのはいいものだ。すばらしい生命と肉体を得て、この世を生きていく。そんなすばらしいものを、惜しげもなく神様がくれるのですが、無料でくれるわけではない。そこは神様も、人間にそれなりのことをやらせるのです。
人生がただではないとわかったら、何もせずに無駄に生きることがどんなに愚かなことかがわかります。生きているうちに、いろいろな経験をして、勉強していかなければ損なのです。授業料を払う限りは、何かを身につけて帰ってこなければ、馬鹿になりますよ。
その人生のうちで、何も学ばなかった人は、人生の支払いがとても難しいことになります。よいことをするためには、たくさんの人の力が必要だからです。みなに頭を下げて、協力を仰がねばならない。そのとき、人に頭を下げる修業ができていない人は、とてもつらい思いをします。
人に仕えて、人に尽くしていくという勉強を重ねていかないと、死んだ後でたいそう苦労します。
ですから、人生勉強を怠ってはなりません。ときにはつらい思いにも耐えて、自分の心に力をつけておかなければ。
人間は、自分でこの生命を作ることはできません。すべて神様がやってくださるのです。それをいただく限りは、美しく人生を生き、良いことを学んで、自分というものを大きく育てていかねばなりません。