ひとすぢの 道行く君の かほをまね 道をならはぬ 馬鹿女かな
*今週もいくつか詠めました。まだまだトンネルの出口は見えないが、少しずつ状態がよくなってきている気がします。あまり気に入った作品はできないのですがね、歌が詠めるということに喜びを見出しましょう。詠めないときは、頭をがちがちに固められて、何にもできなかったのですから。
一筋の道をゆく、美しい人の顔ばかりをまねて、その生き方を学ばぬ、馬鹿女であることよ。
馬鹿な人たちは、ただ美しくなりたくて、単純にその人の顔ばかりをまねして、美人になれたつもりで歩いていますがね、それは全然美しくない。なぜなら陰でずるいことばかりしているからです。他人の美貌を盗んで自分を美人にするなんてことは、ひどく汚いことなんですよ。他人の努力のたまものを、平気で盗むことだからです。
あの人があれだけ美しくなるために、どれだけ努力をしてきたと思っているのか。人類を救うために、いくつもの人生を命をかけて懸命に生きてきた。まことの道をまっすぐに生き、世のため人のため神のために、ただ愛だけで、すばらしい行動をしてきた。たとえそれが誰にも理解されず、虫のようにつぶされ殺されても、あきらめずにやってきた。その心が美しいからこそ、あの人はあのように美しかったのです。
本当に美しくなりたいなら、その生き方を学ぶべきだ。汚い嘘の皮を脱ぎ捨て、本当の自分に戻り、そこからあの人のようにまっすぐに美しく生きていくべきなのです。
ですが馬鹿女というものは、今まで盗みばかりで楽をして美人になってきたものですから、そんな苦労など何もしたくはないのです。心の勉強などしたくはない。ただ表面だけ美しくしていれば、また簡単に男がひっかかって、いい目が見られると思っている。
馬鹿は自分のことしか考えていないのです。他人の顔をまねして、かたちだけはひどくきれいにしていますがね、心の内側を見れば、いまだに猿のような動物的エゴがどっかりと座っているのです。愛が何もわからない。
そんな人が美しいわけがないのです。