今日は「お宮の役員」として、昼から宮周辺の草刈りでした。
10月9日に、おびしゃとアンバ大杉子供神輿があり、それに合わせて、芸能公演などもあり、その打ち合わせが結構大変でした。
「あんばーおーすけだいみょうじん、あくまーはらって、よいやっさ。 おー!」。
毎年この時期になると、子供たちが朝から夜まで睦沢町寺崎の各家々を、このようにうたいながら御輿をかつぎ家の前でくるっと回して家内安全を祈ってくれます。
あんばさま(あんば様)とも言うようで、千葉県から岩手県あたりまで太平洋岸で信仰されている漁の神と言われていますが、この近隣では寺崎にしかなく、海岸からかなり内陸にある寺崎になぜ残っているのか不思議です。
正確には、「あんばおおすぎ」のようで、「安波、安場、阿葉」に「大杉、大椙」と言う文字が当てられるようです。
茨城県稲敷郡桜川町安波の大杉大明神がもとであるとも言われているようです。若者達が漁が忙し過ぎて休みたいときに、あんば様を飾るといって櫓や櫂などの船具を海岸に積み注連縄を張ると、休めることから来ているという節もあります。
いわき市では歌詞が「あんば様から吹きくるかぜは鰯(いわし)とれとれ杉の風」というのだそうです。メロディーはおなじなのでしょうか。なんとなく合いそうな気もするのですが。