「校内が寒い・・・」など保護者や先生からメールや電話を頂きました。市教委の担当者に聞くと、「冬休みの期間の暖房費の節減及び防火・防犯体制の強化に関する通知は出しているが、その後は特段の文書は発行していない」とのことでした。発行文書を見ると、石油類の価格は11月単価で前年と比較すると“1.2倍”に高騰しているので、より一層の暖房費節減を喚起しています。不思議なのは、その発行文書の日付が12月22日になっていました。全市内の小・中学校への送信ですが、その日は小学校の終業式であり、中学校はすでに冬休みに入っていている状況です。暖房費節減対策の周知徹底をするなら、少なくとも2週間前には発行すべき内容と考えます。今年度から、小学校の“標準授業時数”が2年前と比較しても増加しました。小1年生は68時間、小2で70時間、小3~小6は35時間の増となって、子どもたちも先生も大変です。中学校は今年から中1~中3が35時間増えます。標準授業時数が増えるということが“学力の向上”に繋がるのか?疑問です。誰だって好き・嫌いの教科があるだけに、嫌いな教科が増えると益々解らなくなるのでは?と心配しています。そんな状況のなかで、ペーパー1枚の通達で周知徹底がとれるのか?私は疑問です。事実、3月期に入って、市内のある中学校では市教委の担当者が訪問した翌日から“暖房費節減対策”が取り組まれ、“寒い”校舎となりました。
この間、その事実関係を調べていると改善されたような声も届きました。そもそも、エコの視点から「未使用の教室(特別教室)」が明らかな場合には暖房は必要がないと思います。でも、大雪が降ったら除雪車が出動します。予算がないから出さない、ということにはなりません。学校だって子どもたちの教育環境を考えたとき、「財政が厳しいか・・・」との理由で暖房費を節減することは正しい教育行政ではないと思います。ましてや、インフルエンザが流行している時期に、「暖房を止める」のは逆効果ではないでしょうか?
明日から2月定例(予算)議会がはじまります。週末は、猛勉強をしなくては・・・!!