レトロの小部屋

紙物を中心に古物を集めています。

宝くじ 2

2017年09月08日 09時47分58秒 | 宝くじ

宝くじの歴史は寛永年間正月7日、摂津箕面(大阪府)竜安寺観音堂で富会(とみえ)というのが開かれていたのが始まりと知られています。

宝くじとして発行されたのは昭和20年10月でした。
大人気で東京東中野駅前では偽物が売られたり。
外れくじ4枚で煙草の「きんし」10本と引き換え。
抽選は三越本店のホールでパイプオルガンのアトラクションがあったそうです。

即決のスピードくじは1枚2円で百貨店にあり。最高賞金10万円、景品は煙草の「きんし」やキャラコ生地。
インフレ最中の配給時代、明日の1000円より今日が大事と生まれたスピードくじ。
「1本引いて煙草にしょう」とのキャッチフレーズで全国に発売されました。
昭和21年に煙草引換券付き政府くじが発売されました。

スピードくじに次いで雑くじも誕生しました。

1  野球くじ    球場で人気
2  三角くじ    街角でチョイと
3  クローバーくじ 番号の代わりに4つ葉のクローバーの数で当てる。
4  競馬くじ    競馬場で
5  劇場くじ    劇場で
6  相撲くじ    国技館で
7  宝 券 (この年限り)
8  会いの子くじ  府県でも発行計画。まだ認められていない7月、和歌山県が政府くじに復興資金の領収証をつけて売り出したので会いの子 
           という。 

地方くじの第一号は福井県で、福井復興で「ふくふくくじ」と云った。
以後乱立するも、人気が落ちて地方が合体したり。

昭和23年発行の宝くじです。
3㎝×7㎝と4・5㎝×9㎝、小さなお札といった感じです。

昭和23年10月15日抽選。(30円)

1等  100万円    20本
2等   50万円    30本
3等   10万円    50本
4等    5万円   100本
5等    1万円   200本
6等     千円  3000本
7等     百円   10万本
8等     20円 300万本
甲賞  絹サージ服地1着分
乙賞  ホームスパン服地1着分

計 3,109,400本

昭和23年11月5日抽選。(20円)

1等   50万円   50本
2等   10万円   50本
3等    1万円  500本
4等  1000円  5000本
5等   100円  10万本
6等    20円 200万本

計 弐百拾万五千六百本。

昭和23年12月31日抽選。(30円)

1等   100万円      40本
特別賞  50万円      80本
2等    10万円     200本
3等     5万円     160本
4等     1万円     800本
5等    1000円    4000本
6等     100円    20万本
7等      20円   600万本
甲賞   西陣御召   1反
乙賞   高級銘仙   1反
丙賞   絣銘仙     1反

計 6百弐拾万八千弐百八拾本

と書いてあります。