馴染みの露天商で、くしゃくしゃに丸まってる紙でした。
浮世絵は3枚を連ねたのが一般的で、枚数は揃っていました。
額縁屋さんへ行き額装しました。
第3回内国勧業博覧会 明治23年です。
揚州周延門下の陽斎延一(1872~1944 明治5~昭和19)の筆。
版元は綱島亀吉。
連れている男児まで正装をし、上流の方々ばかりなので開催を前に行われた内覧会の風景ではないかと想像しました。
web検索で、同じ絵師の入場門を描いたのもを発見しました。
男児の向きが同じです。(東京ガスミュージアム蔵)
犬山市の明治村も、3年前、開村50年を迎えました。
明治150年だという今。
先の東京オリンピックのころ
♪~明治100年、歌おうじゃな~い~か、文明開化の思い出をトコトンヤレトンヤレな~ と舟木一夫が歌ってたような。
あのころはまだ私の祖父母も健在で、明治生まれの人々がたくさんいらした。
2020年12月28日、追記です。
現在図書館から河出書房新書出版の「浮世絵師たちが描いた 明治の風俗」に同じ絵で「大日本美術博覧会」というのが載っています。
(静岡県立中央図書館蔵)
並べてみることが出来ればと思ういつつあらためて見るのです。