インク消し、修正液です。インクはインキと呼ばれていました。
左端のクロンボインキ消は残念ながら箱のみです。
中央は米山インキ消です。
右端のトーホー修正液はガリ版の紙に書く鉄筆の文字の修正液です。
墨汁と朱墨汁です。
左はラベルから「みやこ染本舗」と読み取れます、そして墨池とも書かれています。
右の朱墨汁は篠崎インキ株式会社です。
中央は開明墨汁です。
明治中期、岐阜県郡上郡牛道村の小学校教諭、田口清爾が寒い冬に児童が墨をする苦痛を思いやり、製造を思い立ちました。
墨汁は日本独自のものでした。大正初期には墨の元祖中国にも輸出されました。
田口商会は現在も開明株式会社として存在します。
紐の付いた缶が転がっていました。
見回すと落ちている蓋の上についていたもの。
表側
マークは物語る、明開墨汁のものです。
ガラス製は墨池で、缶入りは補充液だったのかも知れません。
陶器のインクびんに載せていたこちらも、墨汁入れ(墨池)です。
紅花液墨と書かれています。
紅花と油を燃やして採ったスス(煤)を使ったもので、量産はできませんでした。
中に残る墨はつやつやしています。
底に「ハヤシ インキ」のエンボスがあります。
陽光 ヘクトグラフインクってなに? 写し絵作成用インクでした。
たとえば、インクで描いた絵を濡らした陶器に貼ると絵が写る、20枚以下なら印刷可能とのことです。
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