レトロの小部屋

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官製 通常はがきの歴史 1

2018年06月28日 10時00分51秒 |  通常はがきの歴史

切手のはじまり。
1871年(明治4年)4月20日(旧3月11日)の新聞に郵政創業が布告されました。
旧3月1日「雷紋輪郭内に双竜」の初めての切手が発行されました。
左から48文、100文、200文500文の4種です。

手紙のはじまり。
明治6年(1873)封書については、重さは2匁(75g)以下、2銭、市内1銭とされました。

はがきのはじまり。
はがきは、三番目でした。

明治6年12月1日、1銭(全国)と半銭(市内)の2種類の最初のはがきが発行されました。
薄い紙の2つ折りで、表を第一面、開いた右側第二面は無地、左側第三面には輪郭及び5行の罫線、裏の第四面は無地でした。半銭のはがきです。(壹銭も同様の色違いです)

しかし、同じ明治6年12月、改正されました。
第一面、料額印面の下に「郵便はかき印紙」の文字が加えられ、開いて第二面に注意事項が書き加えられました。
半銭と1銭同様です。

料額印面には、どちらにも明治5年7月20日(1銭)、9月(半銭)発行の切手のデザインが用いられていました。

翌、明治7年4月1日、料額印面の「郵便切手」の文字を「郵便はかき」に変え、料額印面下の郵便はかき印紙の文字が消されました。

私の所蔵品は明治7年発行の物から始まります。

二面の説明書きはそのままです。

明治8年、硬い紙の製造技術が実り現在のハガキの形になりました。
左下の四角い囲みには、表面には宛名のみ、通信文は裏面にとの指示がされています。
「はがき」は当初「はかき」でした。



 



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