明治37年、逓信省から発行された「恤兵(じゅっぺい)シリーズ」の一つに絵入りの封緘ハガキがありました。
常用の封緘ハガキが発売されてまだ4年、日露戦争中に軍事用の封緘ハガキが、発行されています。
これは昭和になってからの物と思われます。
陸軍大臣官房発行と記されています。
こちらは関東軍酒保選定と記されています。
酒保とは食堂とか売店とか兵士をバックアップしてくれる場所です。
びっしり書いて尚且つ、別のメモの紙も入っています。
昭和14年1月2日と日付が書いてあります。
目打ちで破って開封するのですが、破らずに開いたものもあります。
「殿」となっているので妻か妹宛だろうと見ると、妹です。
若者は開封の仕方を心得ています。前出の友人あてのものも、きれいに開かれています。
こちらは未使用のモノです。
裏面に、野戦局と部隊名のスタンプが押してあります。
兵士は無料ですが、内容を読まれて検閲印を押されて発送されます。
野戦局という郵便局から、各部隊同士の郵便も扱います。
内地(日本)から兵士への郵便はもちろん有料です。
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