露店ではバラバラの雛道具は珍しくない。
曽祖父が古文書を入れていた本箱と同じ作りの入れ物が懐かしかった。
蓋を引き抜くと棚に和綴じの本や、筆で書き写して綴じた和紙の本が重ねてあった。
木製に漆の蒔絵、金属の皿など丁寧に包んで入れてあります。
初節句のお祝いを母の生家から依頼されて、大丸がお届けにあがったのでしょう。
当時の包装紙が、両家の寿ぎの様子を想像させてくれます。
しかし、丸い火鉢は御隠居さんの手あぶりみたいです。
近年のプラスティック製より、まだ、台座が付いてるだけましです。
大名家の姫様の雛道具の火鉢はこの様なものです。
最近の、鏡台、タンス、お針箱と、明治、大正の庶民生活感いっぱいになったのは一体いつごろからでしょうか。
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