日々を綴る私のブログ

今日心に響いたことと好きな絵を、
気まぐれに描きながら続ける日記。

広島 原爆の日

2010-08-06 | 日々つれづれ
   

広島は今日、1945年(昭和20年)の 原爆の日から65年を迎えました。

8月6日の原爆投下の時、私は生後3か月の赤ちゃんで、田舎にいました。
だから私には原爆の記憶は有りません。

私がまだ母のお腹にいる時、母は大きなお腹で3人の子供を連れて、
父の田舎の親戚に疎開しました、そこで私は生まれたのです。

原爆投下の後で敗戦になりましたので、私には戦争も記憶に有りません。

あの日から65年が経ち、私も65歳になりました。
そして、毎年この祈念式はテレビを見ながら祈り続けて来ました。

65年・・・赤ちゃんだった子供が、年金を頂く老人になったのです。
一口に65年と言いますが、なんと長い年月でしょう。

この長い65年目の今年、平和記念式典で初めて、喜べることが有りました。

国連のパン・キムン事務総長が始めて参列されて、

被爆地この広島の皆さんと、世界に核兵器廃絶の輪を広げ、核を無くしようと、
力強く、温かい言葉で宣言してくださったのです。

初めてでした、式典を見ていて嬉しく感じたのは、丁度・・・
暗い空から温かい陽ざしが刺し込んだようで、思わず手を叩いて喜びました。

日本の首相でさえ言ってはくれなかった嬉しい言葉に感動しました。

65年づっと願い続けた広島の平和の心が、どうぞ世界に届きます様に!

1945年(昭和20年)産まれの私達が人生を閉じる時、
地球から核が無くなったことを、見届けて去ることが出来ます様に・・・