ぶんぶんと阿修羅

４月２１日（木）

しばらく留守にしていたのでやたらホコリっぽい。
ベランダに布団を干して、掃除機でぶんぶんホコリを吸いまくれ！



ほらほら、空気清浄機もホコリを感知してブオーって言い出したぞ！
布団を取り込んだら、その布団もぶんぶんだ！
ぶんぶんぶんぶんぶんぶんぶんぶんぶんぶんぶ・・・・
いやーこれでヤッ君もだいぶ死んだはず。（ヤッ君については４月１３日の「ヤッ君」をお読み下さい）
ヤッ君のフンとか足の切れっ端とかもぶんぶんだ！
家中きれいになってよしっ

今日はやっと「阿修羅城の瞳」を観に行けたよーん。
芝居と同じ導入部にどきどき。
進んで行くと芝居には無かった、出門が鬼御門の副長だった頃の回想部分。
おおう、染様・・・
もう何も言うまい。
観て下さい。
そんだけ。
映画でも舞台でも、そこにいる出門が染様なら「阿修羅城の瞳」は成功なのだ。
ああ、こんなこと言うと初演をご存知の古田さんファンから石投げられるかも・・・。
ごめんなさいごめんなさい。
でも、そう思っちゃったんだもーん。
あー、観に行ける間に何回でも観に行かないと！

地震で移動でパンソリ

４月２０日（水）

ふと目が覚めると外は雨。
布団から這い出し、ベランダの雨粒を見ていると
「ズドドドドーーーーン」と音がした後「グーラグーラグーラガタガタガタ・・・」

またです。
また地震です。
福岡西方沖地震からちょうど１ヶ月。
新聞も地元のテレビ局も、今日は地震１ヶ月の特集を組んでいたみたいで
テレビ欄の見出しはどれもそのネタ。
それが、朝の６時１１分にまた新たな大きな余震が起きてしまったせいで
特集どころかまたもや地震特別番組。
玄海島の方々が避難されている体育館も、天井が剥げたりガラスが割れたりしてる。
避難所から避難しないとマズイんじゃないの？
せっかく仮設住宅も建ち始めて、復興への道を進み始めた所だったのに、
避難生活を送っている皆様方の受けているストレスはいかばかりか・・・。
本当に心からお見舞い申し上げます。

さて、私は今日、実家からお家へ帰る予定。
しかし
早朝の地震のせいで交通機関麻痺。
ＪＲも私鉄も止まってるし、高速道路も通行止めー。
まずいよ、いつまで止まってるつもりなの？夕方までには帰りつかなきゃならないのにぃ・・・。
と、心配していたものの、幸い地震の発生が朝早かったので、
昼にはＪＲも私鉄も動き出したし、高速道路も通行止め解除～
良かった。
朝降っていた雨も昼前には止んで、太陽も顔を出し始めた。
すると、空に気になる雲が・・・



普通に雲が出てるのに、それ以外に雰囲気の違う空を横断する細い雲が！
以前テレビで見た「地震雲」と呼ばれる雲に似ている（気がする）。
これは北の空を撮った写真だが、南側にも東側にも同じ様に一直線に延びた雲がある。
ううむ。
何だろうこれは？
でも、地震雲なら地震がおこる前に出てるはずだし・・・。
もしかして、さらに強い地震がおこるって事？
不安だ。

そう言えば、昨日の夕方出てきたかべちょろ。



父の話によると、一昨年は夏の間中、かべちょろが良く来ていたらしいが
去年は全く見かけず、そして昨日、今年初めてのかべちょろがやって来たそうだ。
これは何かの前触れだったのか・・・？

なーんて事を考えながら、まあなんとか無事にお家に辿り着きましたわ。
今日は１９時より「沈清～シムチョン～」という、パンソリと舞踊の舞台があるので、
どうしても帰って来なくてはならなかった訳で。
　
「沈清～シムチョン～」
非常に良かった。
私が韓国の伝統芸能の中でも、一番好きなのがパンソリで、「一人で演ずるオペラ」とも称される
素晴らしいこの歌謡は、独特の節回しと計り知れない程の声量で歌い上げられる。
一本の長い話を、語りと歌で表現し、長い物は６時間近く掛かるとも言われている。
それを全部暗記し、抑揚から声の張り方まで、小さい頃から教え込まれるのだ。
しかも、ただ歌えば良いと言うものではなく、韓国人の心でも言うべき「恨」を
表現できないと一人前にはなれないのだ。
私は、このパンソリの節回しが特に好きで、韓国留学中にパンソリの故郷　남원（ナムォン）まで
故郷探訪したほどだ。
実は今年も남원詣でをする予定ではあったのだが、都合がつかず断念。
まあ、남원は逃げないさ。
そんなこんなで不可思議な人生を送った沈清に想いを馳せつつ帰途に着く。

あー、４日ぶりのお家。
溜まってた郵便物と、溜まってたメールの整理して、今日はもうおやすみなさい