6月20日(月)
今日はこの日取ったチケット、
そう!市川海老蔵襲名披露公演の日。
朝から高速バスに乗って博多座へ。
おお、平日の朝っぱらからたくさんの人だなあ。
人気ですなあ、海老蔵さん。
もう千秋楽も間近だと言うのに、華やかな雰囲気に包まれている博多座。
襲名公演って、すごいなあ・・・。
では感想などをつらつらと・・・。
「源氏物語」
大体の女性は大和和紀の漫画、「あさきゆめみし」で筋を知ってるんじゃないかしら?
学校でも習ったような気がするが、紫式部の書いた原文なんて、読んで理解するなんて絶対ムリだもんね。
私も、あさきゆめみしで物語を理解したくち。
しかし、私はどうもこの光の君が好きになれない。
マザコンで、女好きで、やりたい放題の、言い訳し放題。
でも、それが許される程の美しさだったって言うんでしょ。
いや、実際に海老蔵さんのように美しい人が、ファーっと寄って来たらファーっとなっちゃうかもねーって気はする。
マジ、夢のような美しさ。
海老蔵さんの光の君と、菊之助君の藤壺女御が二人並ぶと、それはもう奇跡のようでした。
最後に枯れススキが繁り、霧のたゆとう中、光の君と藤壺女御が永遠の別れをするシーン。
ああ、これは夢で奇跡だなって思っちゃった。
目のまわりに跡が付くほどにオペラグラスで凝視しちゃった。
他には夕顔役の尾上松也さんが可愛らしかったです。
休憩中、あるお姉さん達が言ってたせりふ。
「ああいう男って昔からおったとやね。」
・・・全くもって、そうっすねー。
「喜撰」
踊りはあんまり好きじゃない私だけど、喜撰は好きな方。
菊五郎さんの滑稽な喜撰法師と、芝雀さんのお梶が愉快に踊るのを見ると、こっちも楽しくなってくる。
以前三津五郎さんの喜撰もビデオで見たと思うけど、
その時も「これスキかも」って思ったんだよね。
さて、昼の部が終わりちょっとお昼。
せっかくなのでゴーカお弁当を買って食べる。
今回の演目にあやかってなのか
「助六弁当」って書いてありましたが、
どの辺が助六なのかも分からず、
ペロリと平らげてしまいました。
「義経千本桜~鳥居前~」
さて、夜の部の最初は義経千本桜。
この鳥居前は見た事なくてどんな話か興味津々。
亀治郎君の義経が良かった。
静御前の芝雀さんも綺麗でしたが、特筆すべきは亀蔵さんの早見藤太。
松緑さんの忠信に踏み殺されて、目玉がビョーンと飛び出していた。
亀蔵さんって、こういうのやらせたら、ホントにうまいなあ。
「口上」
襲名公演ならではの口上です。
海老蔵さんを中心に、お父上の團十郎さん、雀右衛門さん、菊五郎さん、左團次さん、段四郎さんと、幹部俳優を始め、
菊之助君、松緑さんのかつての「平成の三之助」チーム。
男女蔵さんや、亀治郎君等の若手までが、ずらりと並びそれぞれに口上を述べていく。
やっぱり左團次さんの口上が一番面白かった。
口上と言えば左團次さんだよねぇ。
「保名」
うーん、これも踊りなんです。
保名は喜撰と違って、苦手な部類。
内容が悲しいからか、いま一つ気持ちが盛り上がらない。
盛りあがらないまま次へ。
「助六由縁江戸桜」
本日の大トリです。
江戸の吉原、大花魁揚巻には、菊之助君。
ぎゃーっ!!!
綺麗!
ビックリする程綺麗です。
衣装も豪華絢爛で、だらりの帯に鯉の滝登りが・・・
なんつー派手な衣装でしょうか。
江戸の花魁は本当にこういうの着てたんでしょうかねえ。
海老蔵さんの助六も不安げ無い出来。
江戸で評判の伊達男の助六がやって来ると、花魁達が我先にと吸い付け煙草を渡しにくる所が面白い。
じゃらじゃらと両手に10本程の煙管を持ち、一つづつプカリプカリとやる様は
これぞ江戸の伊達男と言わんばかり。
いやー、こっちもかなり綺麗でした。
以前からコンビを組む事が多いこの二人だけど、これからも奇跡のような美しさで、お客さんを魅了していって下さい。
はい。
今日は以上。
今日はこの日取ったチケット、
そう!市川海老蔵襲名披露公演の日。
朝から高速バスに乗って博多座へ。
おお、平日の朝っぱらからたくさんの人だなあ。
人気ですなあ、海老蔵さん。
もう千秋楽も間近だと言うのに、華やかな雰囲気に包まれている博多座。
襲名公演って、すごいなあ・・・。
では感想などをつらつらと・・・。
「源氏物語」
大体の女性は大和和紀の漫画、「あさきゆめみし」で筋を知ってるんじゃないかしら?
学校でも習ったような気がするが、紫式部の書いた原文なんて、読んで理解するなんて絶対ムリだもんね。
私も、あさきゆめみしで物語を理解したくち。
しかし、私はどうもこの光の君が好きになれない。
マザコンで、女好きで、やりたい放題の、言い訳し放題。
でも、それが許される程の美しさだったって言うんでしょ。
いや、実際に海老蔵さんのように美しい人が、ファーっと寄って来たらファーっとなっちゃうかもねーって気はする。
マジ、夢のような美しさ。
海老蔵さんの光の君と、菊之助君の藤壺女御が二人並ぶと、それはもう奇跡のようでした。
最後に枯れススキが繁り、霧のたゆとう中、光の君と藤壺女御が永遠の別れをするシーン。
ああ、これは夢で奇跡だなって思っちゃった。
目のまわりに跡が付くほどにオペラグラスで凝視しちゃった。
他には夕顔役の尾上松也さんが可愛らしかったです。
休憩中、あるお姉さん達が言ってたせりふ。
「ああいう男って昔からおったとやね。」
・・・全くもって、そうっすねー。
「喜撰」
踊りはあんまり好きじゃない私だけど、喜撰は好きな方。
菊五郎さんの滑稽な喜撰法師と、芝雀さんのお梶が愉快に踊るのを見ると、こっちも楽しくなってくる。
以前三津五郎さんの喜撰もビデオで見たと思うけど、
その時も「これスキかも」って思ったんだよね。
さて、昼の部が終わりちょっとお昼。
せっかくなのでゴーカお弁当を買って食べる。
今回の演目にあやかってなのか
「助六弁当」って書いてありましたが、
どの辺が助六なのかも分からず、
ペロリと平らげてしまいました。
「義経千本桜~鳥居前~」
さて、夜の部の最初は義経千本桜。
この鳥居前は見た事なくてどんな話か興味津々。
亀治郎君の義経が良かった。
静御前の芝雀さんも綺麗でしたが、特筆すべきは亀蔵さんの早見藤太。
松緑さんの忠信に踏み殺されて、目玉がビョーンと飛び出していた。
亀蔵さんって、こういうのやらせたら、ホントにうまいなあ。
「口上」
襲名公演ならではの口上です。
海老蔵さんを中心に、お父上の團十郎さん、雀右衛門さん、菊五郎さん、左團次さん、段四郎さんと、幹部俳優を始め、
菊之助君、松緑さんのかつての「平成の三之助」チーム。
男女蔵さんや、亀治郎君等の若手までが、ずらりと並びそれぞれに口上を述べていく。
やっぱり左團次さんの口上が一番面白かった。
口上と言えば左團次さんだよねぇ。
「保名」
うーん、これも踊りなんです。
保名は喜撰と違って、苦手な部類。
内容が悲しいからか、いま一つ気持ちが盛り上がらない。
盛りあがらないまま次へ。
「助六由縁江戸桜」
本日の大トリです。
江戸の吉原、大花魁揚巻には、菊之助君。
ぎゃーっ!!!
綺麗!
ビックリする程綺麗です。
衣装も豪華絢爛で、だらりの帯に鯉の滝登りが・・・
なんつー派手な衣装でしょうか。
江戸の花魁は本当にこういうの着てたんでしょうかねえ。
海老蔵さんの助六も不安げ無い出来。
江戸で評判の伊達男の助六がやって来ると、花魁達が我先にと吸い付け煙草を渡しにくる所が面白い。
じゃらじゃらと両手に10本程の煙管を持ち、一つづつプカリプカリとやる様は
これぞ江戸の伊達男と言わんばかり。
いやー、こっちもかなり綺麗でした。
以前からコンビを組む事が多いこの二人だけど、これからも奇跡のような美しさで、お客さんを魅了していって下さい。
はい。
今日は以上。