昨日、母と一緒にお雛様巡りをしました。
九州地方って、結構雛祭りが盛んみたいですね。
日田の雛祭りも良く聞くし、柳川のさげもんとかも有名ですよね。
我が故郷、八女市でも古い町並みが残る地域で、11年前から毎年3月1日から31日までぼんぼりまつりを開催しているそうです。
昨日がちょうどおしまいの日だったんですね。
私が八女を離れてから始まった祭りなので、とんと馴染みがないのですが、初めての場所を訪れたかのような気分で散策して来ました。
八女の中でもこの福島地区はこんな感じの白壁の家が残っています。
昨日も書きましたが、大店っていうか老舗のお店や蔵の名残のようです。
いい感じのタバコ店もありましたよ。
なんか、ガラクタ屋みたいなお店には古い看板がいっぱい。
休日だと開いているのかも知れませんが、平日だったからか最終日だったからか、窓越しに見る雛人形が多かったです。
あ、もちろん生で見れる場所もありましたが。
こちらは築135年!!の古民家をギャラリーとして使っているお店。
2階にもどうぞーって言われてのぼってみましたら、床が歪んでる!
それでもしっかり建っているってすごいですねー。
135年前から、この柱がこの天井がこの床が、この家を支えてきたんでしょうね。感激。
ギャラリー紺屋町って所は昔の酒蔵だったそうで、広いお屋敷にたくさんの雛人形が並んでいました。
雰囲気、超シック。
こちらは箱びなと言う、八女地方独特のお雛様だそうです。
こっちが明治時代の箱びな。 こっちは現代の箱びな。

お内裏様とお雛様の位置が今とは逆ですね。なんでやろ?
こちらは私が見た中で一番の美人さんだった三人官女の御一人。
とても派手。なんだか唐模様みたい。
こちらはお庭も素敵でした。
これは水琴窟と言うものだそうです。
水の流れが下に仕込んである壷に落ちてとても澄んだ音が響いてきます。
落ち着くわぁ。
この建物も白壁造りで素敵だなーって思ったら、なんと西日本新聞の販売所でした。
こちらにもこのお宅に代々伝わるお道具や雛人形が展示してありました。
大正初期のお道具(母って書いてあります) 昭和29年の雛飾り(娘ですって)
昭和59年(孫って書いてありました) そしてさげもんも。

それぞれの雛飾りを大切に取っておいてあったんでしょうね。ステキ。
横町町家交流館って所ではものすごい数の雛人形が!!ちょっとキモいよ。
こちらは「おしあげ」と言うものだそうです。
畳のヘリに差し込んで飾るんだとか。
勇ましい武者姿や美しい女性の姿など、種類は様々。
なんだか物語のワンシーンみたいな物もありました。
最後に八女伝統工芸館へ行くと、アホみたいな仏壇が。

高さ 6.5メートル
幅 3.8メートル
奥行 2.5メートル
重量 2トン
製作費 35.000.000円
作る必要あったか、コレ・・・。
と、長々と見て参りましたが、かなり楽しかったですね。
故郷の知らなかった一面を見た1日でした。