nabe語録-スペシャルティコーヒー専門ショップ サーカスコーヒー

京都北山にオープンしたスペシャルティコーヒーショップ「サーカスコーヒー」の熱い日常をご案内します!

ところで「モカ」ってなんですのん?

2018年05月22日 21時10分33秒 | サステイナブルコーヒー

今朝のサーカス家のコーヒーは
エチオピア モカ イルガチェフェ フルウォッシュです。




中煎りぐらいに焙煎していて
まろやかな味わいです。



「モカ」ってなんのことですが?

っと質問を受けました。

沢山の方が疑問にお持ちだと思います。

コーヒーの種類の名前として

「ブラジル」とか「コロンビア」とか

国の名前がついているので

なんとなく

その国で栽培されたコーヒーなんだと思われると思います。


その中で普通に使われていて突然「モカ」って!


そんな国があるのか

はたまた、そんな焙煎方法があるのか・・・



実は紅海に面したイエメンの港町の名前から来ています。



モカが歴史に登場したのは1世紀ごろで活気のある港だったそうです。

コーヒーは1628年に初めて取引されてから

世界中にコーヒーを送り出す港として栄えていきました。

コーヒー(アラビカ種)の原産地であり生産地である

エチオピア、イエメン周辺で栽培されたコーヒーが

モカ港に集められて輸出されていったので

今でも

このエチオピア産、イエメン産のコーヒーを

総称して「モカ」と呼ばれています。


ちなみに
昔歌にもなった「モカマタリ」という銘柄は

「特定銘柄」と呼ばれて、

イエメン産のアラビカコーヒー豆だけに

この「モカマタリ」という名前が付けられています。

日本では「モカマタリ」という銘柄がとても人気があったので

昔はここではちっと書きにくい色々な大人の事情もあったようです。

お聞きになりたい方がいたら、店頭で直接お聞きください(笑)

モカ港自体は、スエズ運河ができたことで衰退し
今では役割を終えたということです。


大変難しいと思いますが、一度は行ってみたいです。


イエメンは現在社会情勢がかなり不安定で

安定したコーヒー栽培が出来ない状態であると聞いています。

コーヒーは社会情勢の影響を強く受けやすいことがよくわかります。




あまりにも「知ってるでしょう?」的な感じで

「モカ」って書かれているので

今更聞きにくいこともあると思います。

いかにも「知っています」的な感じでされていた方も

こっそり、これ読んでお近くの方に教えてあげてくださいね。



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