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iphoneが絶対的に売れるわけは?

2017-08-16 08:56:54 | スマホ

 標題についての私見は、ずばり、どのバージョンでも操作の共通性と互換性があり、バージョンアップが保証されているからです。これに対して、Androidの場合は、機種によってはバージョンアップが予定されているものがありますが、大抵は一度限りか或いは不可能ですので、気に入らなかったか陳腐化したりすれば、最悪、使い捨てになりかねません。

 陳腐化とは、例えばどういうことかというと、Android5と6のメモリ管理の性能の違いが大きくて以前のバージョンでは、特に格安スマホのAndroid5機種のうち内部ストレージが8GBの機種では、よほど日ごろから残りメモリの管理に気を配っておかない事には使い物にならない事が起こりかねないという事です。6ならば、外部メモリにアプリやデータを移動できますから使い勝手がいいのですが・・・。

これに対して、iphoneの場合は、もともと容量が最低でも16GBあるので、そういった問題が起こりにくく、万一故障してもアップルストアや携帯電話販売店で相談して不具合を即直してもらえばいいのでかなり安心です。そういうわけで、高い料金を払ってでも、日本ではiphoneを購入して三大キャリアで契約するということに根強い人気があると考えられます。

 しかしながら、日本では多くの方が三大キャリアでiphoneを購入していることをさして、総理大臣が携帯電話の料金が高すぎるので家計を圧迫しているが故に相対的に国民全体の購買意欲が下がり、ひいては日本経済にとって好ましくない状況だ、とか、ネット上では、「だから情報弱者が多いのは困ることだ」とか、「ぼられている」とか、「国産スマホが売れない原因の一つだ」とか、色々と批判されている傾向が見受けられます。が、別段それで知人、隣人、職場の皆様にご迷惑をかけたり、販売店やメーカーに多くの苦情を寄せてクレーマーになっているわけでは全然ないので、そう言う面では個人のご自由であり、或る意味非常に賢明で正しい選択かな?と個人的には思います。

 一方、格安スマホに関するく苦情や相談件数は飛躍的に増えています。全国の消費生活センター等には、これらの“格安スマホ”に関するトラブルが増加しています。

このグラフを見ると、日本全国の苦情なので、何だ無茶苦茶少ないじゃないか?と思われるかも知れませんが、巷ではものすごい勢いで格安スマホの販売店や知人・家族、職場のみなさんに質問や相談をかけているものと推測されます。このグラフはほんの氷山の一角に過ぎません。実際はこの1000倍ぐらい・・・すなわち100万件ぐらいはあるものと考えられます。

 というのは、格安スマホの契約回線数の調査で、2016年3月末の個人向けサービス型SIMの契約数は約540万回線となっており、「3年前の約7倍」にもなっていることがMM総研によって明らかになりました。今後も格安SIMは需要高と予測しており、これからもMVNO市場は拡大を続けるようです。・・・という報道があるからです。まあ、500万人中100万人、5人に1人は苦情なり相談をいろんな方面にかけて、周りの人に忙しいのに迷惑をかけているのではないか?ということが容易に想定できます。

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日本人は、世界的に見て働きすぎだ、過重労働だ、過労死が問題だ・・・といった問題が提起されて久しいですが、その上に、格安スマホなどの通信機器は本来自己責任で使うのが前提であるにも拘らず、その使い方に関するで相談や苦情処理、トラブル対策に、十分なサポート体制が無くて薄利多売のMVNO各社の従業員に時間を割かせて過重労働を課すとなると、これこそ、大きな社会問題であると考えられます。そういう従業員や知人に迷惑をかけなくて済む、安全・安心なiphoneをキャリアで契約している心優しく常識的な人が日本では大変多いのではないか?と個人的には推測している次第であります。

 一方、諸外国ではAndroidスマホが圧倒的に売れていますが、それは、もともとの国民性の違いもありますが、MVNOのスマホというものは、価格の低廉さからして、当然サービス料金が含まれておらず、したがって自己責任で使うものであるという意識が根底にあるからだと思われます。

 今後は、日本ではますますMVNOのユーザーが増えていきますが、こういった点に付いてのユーザーの思い違いについての是正を通信各社やマスコミが啓発する必要があると思われます。また、ユーザー個々人も、格安スマホを所有するならば、自己責任でという自覚を持つべきだと思います。そういった知識や技術に長けないか或いは習熟に時間が割けない人は、三大キャリアを契約してメジャーなiphoneやエクスペリアなどの上等な機種を契約して、十分なサービスを受けた方が、世の中がうまく回ります。

 だって、たとえば楽天モバイルの例で言えば、2017.08.16現在でも機種代金がたったの980円のBlade E01という機種を販売していますが、私はこれを購入して、初月無料で月額1250円の通信料金しか払っていません。それだから、当然、苦情とか相談とかをサポートのスタッフに言ったり、或いは、身近な他人に絶対に相談いたしません。まず、お値段から言ってそういうサポート費用はペイできませんから、絶対に言わないと決めているのです。

 標題に戻りますが、やはり、上記のようないろいろな事情で、日本では通信料金が高いですが三大キャリアでiphoneが良く売れていると考えられます。総理大臣は、携帯電話の料金が単に高いのが問題だと提起して総務省に短絡的にキャリアへの値下げ指導をしていますが、一般庶民は、長時間労働の低賃金で働いていますから、疲れて家に帰ってきます。格安スマホに乗り換えたいのですが、万一不具合が起こった場合を想定すると、トラブル対策に多くの時間を費やすわけにも行かず、結局は三大キャリアにとどまる人が多いのではないかと考えられます。

 

 

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